レポートのアップグレード
IBM® EMM では、レポートは Marketing Platform が提供するコンポーネントの 1 つです。 IBM® EMM のレポート作成機能は、 Affinium Reports 7.5.x の場合のように別個の Web アプリケーションで提供されることはなくなりました。
アップグレードする際、インストーラーおよびデータベース・スクリプトによってレポート機能のアップグレードも行われます。 その際、Campaign および Interact レポート・スキーマの構成設定は保持されます。 この章では、その他のレポート・コンポーネントのアップグレードおよび構成方法について説明します。
バージョン 7.5.1 からのアップグレードについて
レポート・パッケージから IBM® Cognos® レポートのアーカイブをインストールする際、 Cognos® データ・モデルに対するカスタマイズを保持するアップグレード・スクリプトを実行しますが、7.5.1 レポートは新規レポートで置き換える必要があります。 古いレポートの大多数は、アップグレードされた Cognos® モデルと互換性がありますが、新しいレポート・パッケージには新規および拡張レポートが含まれています。 また、ほとんどのパッケージにはダッシュボード・レポートも含まれています。 新規または拡張レポートを取得する唯一の方法は新しいレポート・アーカイブをインストールすることで、これにより既存のレポートは上書きされます。
そのため、レポートをアップグレードする方法として、次の 2 つのオプションがあります。
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7.5.1 バージョンの「セル別のキャンペーン・パフォーマンス」レポートと「キャンペーン別のオファー・パフォーマンス・サマリー」レポートは、手作業による修正がなければまったく機能しません。 さらに、古いレポートの新規バージョンの多くに、拡張およびマイナー・バグ修正が含まれています。 この章には、古い「セル別のキャンペーン・パフォーマンス」レポートおよび「キャンペーン別のオファー・パフォーマンス・サマリー」レポートを手動で修正して新規モデルで機能するようにする方法を説明する手順が含まれています。 拡張またはマイナー修正を他の 7.5.1 レポートに手動で適用する方法については、この章で説明しません。 それらの変更を入手するには、レポートの新規バージョンを使用する必要があります。
アップグレード・シナリオ
IBM® EMM アプリケーションを 7.5.1 より前のバージョンからアップグレードする場合、レポートのためのアップグレード・パスは存在しません。 代わりに、レポートのインストールを参照してください。
IBM® EMM アプリケーションを 7.5.1 バージョンからアップグレードする場合、以下のステップを実行します。
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eMessage にはバージョン 7.5.x からバージョン 8.x 以降へのアップグレード・パスが存在しないため、 eMessage レポートのためのアップグレード・パスも存在しません。
IBM® EMM アプリケーションを 8.x バージョンからアップグレードする場合、以下で説明されているステップを実行します。