不在モードを使用した複数回にわたるインストール
IBM® EMM 製品を複数回にわたってインストールする必要がある場合は、ユーザー入力を必要としない不在モードで IBM® EMM インストーラーを実行することができます。
応答ファイルについて
不在モード (サイレント・モードともいう) では、コンソールまたは GUI モードを使った場合にユーザーがインストール・プロンプトで入力する情報を提供するためのファイルまたはファイル・セットが必要です。 これらのファイルを応答ファイルといいます。
次のいずれかのオプションを使用して、応答ファイルを作成できます。
*
サンプル応答ファイルをテンプレートとして使って、応答ファイルを直接作成できます。サンプル・ファイルは、ResponseFiles という名前の圧縮アーカイブに、製品インストーラーとともに組み込まれています。 サンプル応答ファイルの名前は、次のとおりです。
*
IBM® EMM マスター・インストーラー - installer.properties
*
製品インストーラー - installer_ の後に製品名のイニシャルとバージョン番号を続けた名前。 例えば、Campaign インストーラーの応答ファイルの名前は installer_ucN.N.N.N.properties です。
*
製品のレポート・パック・インストーラー - installer_ の後にレポート・パックのイニシャル、製品名、およびバージョン番号を続けた名前。 例えば、Campaign のレポート・パックのインストーラーの応答ファイルの名前は installer_urpcN.N.N.N.properties です。
サンプル・ファイルを必要に応じて編集し、インストーラーと同じディレクトリーに配置します。
*
別の方法として、不在モードの実行をセットアップする前に、Windows GUI か、UNIX の X-windows モードまたはコンソール・モードでインストーラーを実行して、応答ファイルの作成を選択することもできます。
IBM® EMM マスター・インストーラーによって 1 つのファイルが作成され、さらに、インストール対象の IBM® EMM 製品ごとに 1 つ以上のファイルが作成されます。
インストーラーの実行中に作成される応答ファイルの名前には、installer_product version.properties のように .properties という拡張子が付けられます。 また、IBM® EMM インストーラー自体のためのファイルは installer.properties という名前です。 インストーラーは、ユーザーが指定したディレクトリーの中にこれらのファイルを作成します。
*
インストーラーが応答ファイルを検索する場所
不在モードで実行されるとき、インストーラーは次のようにして応答ファイルを探します。
*
*
すべての応答ファイルは、同じディレクトリーの中に存在する必要があります。 コマンド・ラインで引数を追加することにより、応答ファイルの読み取り場所となるパスを変更できます。 以下に例を示します。
-DUNICA_REPLAY_READ_DIR="myDirPath" -f myDirPath/installer.properties
アンインストールする際の不在モードの影響
不在モードを使ってインストールされた製品をアンインストールする場合、不在モードでアンインストールが実行されます (ユーザー対話を求めるダイアログは提示されません)。
不在モードとアップグレード
アップグレードの際、応答ファイルが作成済みの場合に不在モードで実行すると、既に設定されたインストール・ディレクトリーがインストーラーによって使われます。 応答ファイルが存在しない場合に不在モードを使ってアップグレードするためには、最初のインストールでインストーラーを手動で実行することによって応答ファイルを作成し、インストール・ウィザードで現在のインストール・ディレクトリーを必ず選択してください。