configTool ユーティリティー
「構成」ページのプロパティーと値は、Marketing Platform システム・テーブルに格納されます。configTool ユーティリティーは、Marketing Platform システム・テーブルとの間で構成設定をインポートおよびエクスポートします。
configTool を使用する状況
以下の理由がある場合に、configTool を使用すると便利です。
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Campaign で提供されるパーティションおよびデータ・ソース・テンプレートをインポートする場合。 これは、その後「構成」ページを使用して変更および複製することができます。
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製品インストーラーで自動的にデータベースにプロパティーを追加できないときに、IBM® EMM 製品を登録する (製品の構成プロパティーをインポートする) 場合。
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カテゴリーの削除 」リンクのないカテゴリーを削除する場合。これを行うには、configTool を使用して構成をエクスポートし、そのカテゴリーを作成する XML を手動で削除した後、configTool を使用して、編集済みの XML をインポートします。
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このユーティリティーは、構成プロパティーとその値が含まれている、Marketing Platform システム・テーブル・データベースにある usm_configuration テーブルと usm_configuration_values テーブルを変更します。最良の結果を得るために、これらのテーブルのバックアップ・コピーを作成するか、または configTool を使用して既存の構成をエクスポートし、その結果ファイルをバックアップしてください。そうしておけば、configTool を使用してインポートする際にエラーが発生した場合でも、構成を復元する方法が得られます。
有効な製品名
このセクションで後述するように、configTool ユーティリティーでは、製品を登録および登録抹消するコマンドのパラメーターとして製品名を使用します。IBM® EMM のリリース 8.0.0 では、多くの製品名が変更されています。ただし、configTool で認識される名前は変更されていません。configTool で使用する場合に有効な製品名を、製品の現在名と共に以下のリストに示します。
構文
configTool -d -p "elementPath" [-o]
configTool -i -p "parent ElementPath" -f importFile [-o]
configTool -x -p "elementPath" -f exportFile
configTool -r productName -f registrationFile [-o]
configTool -u productName
コマンド
-d -p "elementPath"
構成プロパティー階層のパスを指定して、構成プロパティーとその設定を削除します。
要素パスでは、カテゴリーとプロパティーの内部名を使用する必要があります。これらの内部名を調べるには、「構成」ページに進み、目的のカテゴリーまたはプロパティーを選択して、右ペインの括弧内に表示されるパスを見てください。構成プロパティー階層内のパスは | 文字を使用して区切り、パス全体を二重引用符で囲みます。
次のことに注意してください。
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「構成」ページに「カテゴリーの削除」リンクのないカテゴリーを削除するには、-o オプションを使用します。
-i -p "parentElementPath" -f importFile
指定された XML ファイルから構成プロパティーとその設定をインポートします。
インポートするには、カテゴリーのインポート先の親要素へのパスを指定します。configTool ユーティリティーは、パスで指定したカテゴリーの に、プロパティーをインポートします。
カテゴリーは、最上位より下の任意のレベルに追加できますが、トップ・カテゴリーと同じレベルにカテゴリーを追加することはできません。
親要素パスでは、カテゴリーとプロパティーの内部名を使用する必要があります。これらの内部名を調べるには、「構成」ページに進み、目的のカテゴリーまたはプロパティーを選択して、右ペインで括弧に入れて表示されるパスを見てください。構成プロパティー階層内のパスは | 文字を使用して区切り、パス全体を二重引用符で囲みます。
tools/bin ディレクトリーに対するインポート・ファイルの相対位置を指定するか、ディレクトリーの絶対パスを指定することができます。相対パスを指定するか、または何もパスを指定しないと、configTool はまず tools/bin ディレクトリーに対して相対的なファイルを探します。
デフォルトでは、このコマンドは既存のカテゴリーを上書きしませんが、-o オプションを使用して、上書きを強制することができます。
-x -p "elementPath" -f exportFile
指定の名前の XML ファイルに構成プロパティーとその設定をエクスポートします。
すべての構成プロパティーをエクスポートするか、または構成プロパティー階層内のパスを指定して特定のカテゴリーにエクスポートを限定することができます。
要素パスでは、カテゴリーとプロパティーの内部名を使用する必要があります。これらの内部名を調べるには、「構成」ページに進み、目的のカテゴリーまたはプロパティーを選択して、右ペインの括弧内に表示されるパスを見てください。構成プロパティー階層内のパスは | 文字を使用して区切り、パス全体を二重引用符で囲みます。
現行ディレクトリーに対するエクスポート・ファイルの相対位置を指定するか、ディレクトリーの絶対パスを指定することができます。ファイル指定に区切り文字 (Unix では /、Windows では / または ¥) が含まれていない場合、configTool は、Marketing Platform のインストール先の tools/bin ディレクトリーにファイルを書き込みます。xml 拡張子を指定していない場合、configTool によってその拡張子が追加されます。
-r productName -f registrationFile
アプリケーションを登録します。登録ファイルの位置は、tools/bin ディレクトリーからの相対パス、または絶対パスで指定できます。デフォルトでは、このコマンドは既存の構成を上書きしませんが、-o オプションを使用して、上書きを強制することができます。productName パラメーターは、上記にリストされているうちのいずれかでなければなりません。
次のことに注意してください。
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-r オプションを使用する場合、登録ファイルの XML の最初のタグは <application> でなければなりません。
構成プロパティーを Marketing Platform データベースに挿入するために使用できる他のファイルが、製品と共に提供されている場合があります。これらのファイルに対しては、-i オプションを使用してください。-r オプションで使用できるのは、最初のタグとして <application> タグが入っているファイルだけです。
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Marketing Platform の登録ファイルは Manager_config.xml という名前で、最初のタグは <Suite> です。このファイルを新しいインストールで登録するには、populateDb ユーティリティーを使用するか、「IBM® Marketing Platform インストール・ガイド 」で説明されているように Marketing Platform インストーラーを再実行します。
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最初のインストール後に Marketing Platform 以外の製品を登録するには、configTool-r オプションと -o オプションを指定して使用し、既存のプロパティーを上書きします。
-u productName
productName で指定されているアプリケーションを登録抹消します。製品カテゴリーへのパスを含める必要はありません。製品名で十分です。productName パラメーターは、上記にリストされているうちのいずれかでなければなりません。これは、製品のすべてのプロパティーおよび構成設定を削除します。
オプション
-o
-i または -r と共に使用すると、既存のカテゴリーまたは製品登録 (ノード) を上書きします。
-d と共に使用すると、「構成」ページに「カテゴリーの削除」リンクのないカテゴリー (ノード) を削除することができます。
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Marketing Platform のインストール先の conf ディレクトリーにある Product_config.xml という名前のファイルから構成設定をインポートします。
configTool -i -p "Affinium" -f Product_config.xml
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提供されている Campaign データ・ソース・テンプレートのいずれかを、デフォルトの Campaign パーティション (partition1) にインポートします。この例では、Oracle データ・ソース・テンプレート (OracleTemplate.xml) が、Marketing Platform のインストール先の tools/bin ディレクトリーにあることを前提にしています。
configTool -i -p "Affinium|Campaign|partitions|partition1|dataSources" -f OracleTemplate.xml
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すべての構成設定を、D:¥backups ディレクトリーにある myConfig.xml という名前のファイルにエクスポートします。
configTool-x -f D:¥backups¥myConfig.xml
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Marketing Platform のインストール先の既存の Campaign パーティション (データ・ソース・エントリーを含む全体) をエクスポートし、partitionTemplate.xml という名前のファイルに保存して、デフォルトの tools/bin ディレクトリーに格納します。
configTool -x -p "Affinium|Campaign|partitions|partition1" -f partitionTemplate.xml
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Marketing Platform のインストール先のデフォルトの tools/bin ディレクトリーにある app_config.xml という名前のファイルを使用して、手動で productName というアプリケーションを登録し、このアプリケーションの既存の登録を上書きするように強制します。
configTool -r product Name -f app_config.xml -o
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configTool -u productName