レポートフォルダ権限について

IBM Cognos システムにインストールする IBM Cognos レポートパッケージには、フォルダに編成する IBM Unica アプリケーション用のレポートの仕様が含まれています。例えば、Interact 用のフォルダには、「Interact Reports」という名前が付けられ、レポートの仕様は、IBM Cognos システム上のそのフォルダの中に物理的に配置されます。

Campaign、eMessage、および Interact の場合、レポートのグループに対する権限を、それらが IBM Cognos システム内で物理的に格納されているフォルダ構造に基づいて構成することができます。

IBM Cognos ファイルディレクトリとの同期

IBM Cognos システム上のレポートフォルダの IBM Unica システムを認識できるようにするには、IBM Unica インタフェースの「設定」メニューにある「レポートフォルダの権限の同期」オプションを実行します。このオプションは、IBM Cognos システムに接続して、どのフォルダが存在するのかを判別します。その後、Campaign パーティションのユーザ権限リストに新規エントリを作成します。「レポート」という名前のエントリが、「ログ」エントリと「システムテーブル」エントリの間の権限リストに表示されます。これで、「レポート」エントリを展開すると、レポートフォルダ名がリストされ、権限が表示されています。

新規権限のデフォルト設定は「不認可」です。したがって、「レポートフォルダの権限の同期」オプションを実行した後で、レポートフォルダの権限を構成する必要があります。そうしないと、誰も IBM Cognos レポートにアクセスできなくなります。

パーティションとフォルダパーティション

フォルダ同期プロセスでは、すべてのパーティションについて、IBM Cognos システムにある全フォルダの名前を取得することに注意してください。これは、どのパーティションのレポートフォルダ権限を構成すると決めた場合でも、すべてのパーティションに対してそれを構成する必要があるということです。