Marketing Platform のセキュリティ機能は、中央リポジトリと Web ベースのインターフェースで構成され、ここで IBM Unica Marketing 内部ユーザが定義され、IBM Unica Marketing アプリケーション内の機能に対するさまざまなレベルのアクセス権限がユーザに割り当てられます。
IBM Unica Marketing アプリケーションは、Marketing Platform のセキュリティ機能を使用して、ユーザを認証し、ユーザのアプリケーションアクセス権限を検査し、ユーザのデータベース資格情報およびその他の必要な資格情報を格納します。
Marketing Platform では、業界標準の暗号化方式を採用して、認証を実行し、すべての IBM Unica Marketing アプリケーションにわたってセキュリティを適用しています。ユーザおよびデータベースのパスワードは、多様な暗号化テクノロジーを使用して保護されています。
Marketing Platform では、ほとんどの IBM Unica Marketing アプリケーション内部の機能に対するユーザの基本アクセス権限を定義しています。さらに、Campaign および Marketing Platform の場合は、アプリケーション内部の機能およびオブジェクトに対するユーザのアクセス権限を制御することができます。
さまざまな権限を役割に割り当てることができます。 その後は、以下のいずれかの方法で、ユーザの権限を管理することができます。
Marketing Platform は、Campaign ファミリの製品でパーティションに対するサポートを提供しています。パーティションは、異なるユーザグループに関連付けられたデータを保護する方法を提供します。 Campaign または関連の IBM Unica Marketing アプリケーションをマルチパーティションを操作できるように構成すると、アプリケーションユーザにとっては、各パーティションはアプリケーションの個別インスタンスとして表示され、同じシステムに他のパーティションが存在することはまったく表示されません。
サブグループは、その親に割り当てられたユーザメンバーと役割を継承します。 IBM Unica Marketing 管理者は無限数のグループを定義でき、どのユーザも複数のグループのメンバーになることができます。これによって、役割のさまざまな組み合わせを作成しやすくなります。例えば、1 人のユーザは、eMessage 管理者であると同時に、管理権限を持たない Campaign ユーザになることができます。
1 つのグループは、1 つのパーティションのみに所属することができます。
ユーザと管理者の両方が、ユーザのデータソース資格情報を事前にセットアップすることができます。そのため、データソースへのアクセスが必要な IBM Unica アプリケーションで作業する際に、データソース資格情報の入力を求めるプロンプトがユーザに表示されることはありません。
IBM Unica Marketing は、ユーザおよびリソースを集中管理するために使用される外部システムと統合するように構成することができます。このようなシステムには、Windows Active Directory Server、サポートされる他の LDAP ディレクトリサーバ、および Netegrity SiteMinder や IBM Tivoli Access Manager などの Web アクセス制御プラットフォームがあります。これによって、エラー、サポートコスト、およびアプリケーションを実動環境に配置するために必要な時間が減少します。
Marketing Platform は、IBM Unica Marketing 製品でのデータアクセス制限を指定できる、構成可能なデータフィルタをサポートしています。データフィルタを使用すると、IBM ユーザが IBM Unica アプリケーションで表示して操作できる顧客データを制限することができます。