シナリオ 1: 部門が 1 つだけの会社

会社のすべての従業員が、同じオブジェクト・セット (キャンペーン、オファー、テンプレートなど) を処理します。オブジェクトの共有と再利用が奨励されます。従業員のグループが、互いのオブジェクトにアクセスできないようにする必要はありません。管理者は、従業員の組織内での役割に基づいて、それらのオブジェクトに対する従業員のアクセス、変更、または使用の能力を決定する権限セットを作成する必要があります。

解決策

オブジェクトをグループまたは部門によって分離する必要がないので、単一のセキュリティポリシーだけが必要です。既存のグローバルセキュリティポリシーの中で、従業員のジョブに対応する役割を定義し、役割ごとに、各オブジェクトまたは機能に対する適切な権限を定義してください。 下記の表は、マネージャ、デザイナ、およびレビュアーの 3 つの役割について、オブジェクト権限のサンプルのサブセットを示しています。例えば、マネージャはキャンペーンとオファーに対して全アクセス権限と編集能力を持ち、レビュアーはキャンペーンとオファーにアクセスできますが、それらの追加、編集、削除、または実行はできません。

オプションとして、これらの役割に一致するユーザグループを IBM Unica Marketing で作成し、それらのグループに単にユーザを追加することによって、ユーザ権限を割り当てることができます。

次の表は、このシナリオでのオブジェクト権限のサンプルのサブセットを示しています。

機能/役割	マネージャ	デザイナ	レビュアー
キャンペーン
キャンペーンを追加
キャンペーンを編集
キャンペーンを削除
キャンペーンを実行
キャンペーンサマリを表示
オファー
オファーを追加
オファーを編集
オファーを削除
オファーを回収
オファーサマリを表示