最適化セッションを PCT のスコア項目を使用するように構成する
最適化アルゴリズムにはスコアが必要です。 各 Optimize プロセス・ボックスによってデータが設定されるスコア項目を、推奨コンタクト・テーブル (PCT) に使用します。 この方法では、各個人に合わせて個別設定された最も詳細なスコアが提供されます。
Optimize セッションに参加する各フローチャートでは、指定されたスコア項目にデータを設定する必要があります。 各コンタクトのそれぞれのオファーの「値」を表す、共通の取り決められたスコア指標を使用して、項目にデータを設定してください。
スコア項目には、予測モデルの結果を使用してデータを設定することも、ルールに基づいてデータを設定することもできます。 スコア項目は、推奨コンタクトごとに 1 スコアずつ、Optimize にスコアを渡します。
「ScorePerOffer」項目はすべての PCT の一部であり、通常は 各推奨コンタクトのスコアを Optimize に渡す Optimize プロセスによってデータが設定されます。 Campaign ユーザーが「プロセスの最適化」の「スコア設定」タブを使用する場合は、PCT 内のこの項目には常にデータが設定されています。 「ScorePerOffer」項目に設定する値は、通常データベース内の項目から取得されます。 この値は、他のデータベース項目に基づいて値を計算する派生項目であってもかまいません。
デフォルトで使用可能なスコア項目は、「ScorePerOffer」項目だけです。 PCT で他の項目もスコア項目として使用できるようにするには、最適化テンプレート・テーブルに数値項目を追加する必要があります。 最適化テンプレート項目に追加される数値項目はすべて、Optimize セッションのスコア項目として使用できます。
コンタクトごとにスコアを使用すると、特定のオファーを受け取る 1 つのセグメントの全メンバーに一定のスコアを使用するよりも、投資収益率が向上します。 このやや大まかな方法は、スコア行列、または何らかの派生した項目を構成することにより使用できます。 スコア項目から提供されるさらに詳細なスコアは、多くの場合各オファーをスコア設定するために使用される予測モデルを通じて生成されます。 データベースからスコアを生成すると、任意の数のディメンションにまたがってスコア設定を実装できます。 例えば、特定の時間の、特定のチャネルにおける、特定のオファーに関する顧客の動作など。
IBM® Unica ® PredictiveInsight または他の任意の予測モデリング・ソフトウェアを使用して、モデル・スコアを生成できます。
スコアは整数または負数のいずれであってもかまいません。 負数のスコアを使用する場合、負数のスコアが割り当てられたコンタクトは、最小制約を満たす場合にのみ使用されます。 スコアに整数または 10 進数のいずれを指定可能であるかは、テンプレート・テーブルでスコア項目を作成する際に定義されます。 「ScorePerOffer」項目は、浮動小数点型です。 システム・テーブルを含んでいるデータベースのすべての数値制限が該当します。