Optimizeの計画

Optimizeの実装を開始する前に、いくつかの検討事項を解決しておく必要があります。

オーディエンスレベルの選択

Optimizeセッションは、1つのオーディエンスレベルに対して動作します。オーディエンスレベルにしたがって、つまり、顧客、見込み顧客、アカウント、世帯といったコンタクト可能なエンティティが何かによって、複数のOptimizeセッションが必要になる場合が生じます。

最適化指標の選択

オーディエンスレベルを決定したら、何を指標または目標として最適化するのかについて検討する必要があります。 たとえば、利益を最大化するのか、収益を最大化するのか、またはROIを最大化するのか、などです。 これにより、最適化で使用するスコアが決定されます。利益のドル金額、ドル単位での収益、レスポンスの可能性、ドル単位での予想利益、1オファー当たりの費用を差し引いたドル単位での利益、などになります。Optimizeは、最適化トランザクションでこのスコアの合計を最大化します。 同じ最適化セッションで処理されるすべてのマーケティングキャンペーンとフローチャートは、最適化において同じスコアを使用する必要があります。

ルールと制約の決定

最適化指標がわかれば、次に、最適化プロセスをサポートするルールと制約について検討する必要があります。 最適化により解決したい業務上の問題のタイプによって、次の最適化に分類されます。

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これらの問題の多くを解決できる最適化を作成できます。 また、グローバル抑制(電子メールを受信しないと選択している顧客には電子メールでコンタクトを取らない、など)や、コンタクトの負担(セグメント別、チャネル別、期間、特定のオファー)の管理用に使用するルールを含め、これらのルールや制約は組織全体で適用するものとして検討することも必要です。

期間の選択

組織にとって適切なルールと制約を決定したら、最適化する必要がある期間について検討する必要があります。 時間枠、つまり、まだオファーを配信していない推奨コンタクトを検討する期間を大きく設定すればするほど、最適化できる範囲が広がります。 しかし、あまりに広すぎる時間枠の設定は、さまざまな理由で避ける必要があります。 たとえば、6か月の時間枠を使用しようとすれば、少なくとも6か月先にすべてのキャンペーンを設計し実装しておくことが必要になります。

スコア設定方法の選択

Optimizeでは、最適化問題を解決する際に、ある推奨トランザクションを選択する手段としてスコアも使用します。 したがって、スコアを生成する方法が必要になります。 一般的なスコア設定方法は以下のとおりです。

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最適化範囲の決定

上記の事項を検討する際、少数のキャンペーン、1つの製品ライン、または1つの部署のみなど、狭い範囲から始める必要があります。 また、簡単な最適化プロセスから始めることも必要です。 オファー、予算、顧客の最適化を行いながら利益を最大化することが必要ですが、最初は、少ない数のルールと制約を適用して、その結果を分析してから、追加していくようにしてください。 制約を追加するたびに、結果の最適性は低くなっていくことに注意してください。 したがって、まず一番重要なルールと制約に集中し、追加する制約についてその業務上のメリットを注意深く量る必要があります。 初期最適化セッションの結果を確認した後、必要に応じて、より複雑なプロセスになるようにルールと制約を追加することができます。 正しいルールと制約を見つけるには、何回かのテストが必要になる場合があります。また、ルールも時間とともに再検討する必要があります。



IBM Unica Optimize
 
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