WebSphere® のガイドライン
WebSphere® のクラスターに Marketing Operations をインストールする場合は、 Marketing OperationsWebSphere® にインストールするための手順に加えて、 追加の手順も実行してください。
データ・ソースの準備
データ・ソースの章では、Marketing Operations 用のデータベースを作成し、その JDBC データ・ソースをアプリケーション・サーバーに構成する手順を示します。WebSphere® 上のクラスターに対してこれらのタスクを実行するときは、以下に示す追加の指示に注意してください。
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Marketing Operations データベースは、クラスター内のすべてのマシンにとってアクセス可能なマシン上に存在しなければなりませんが、クラスター内のマシン上である必要はありません。
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製品のインストール
インストーラー実行の手順に従う際は、Marketing Operations クラスター内のすべてのマシンにとってアクセス可能なマシン上に、 Marketing Platform および Marketing Operations を 1 回だけインストールするようにします。
それぞれのクラスター・メンバーにソフトウェアをインストールする必要はありません。その代わり、ソフトウェアを 1 回だけインストールし、EAR を作成して、その EAR ファイルを各クラスター・メンバーに配置します。
追加の配置前手順
Marketing Operations を配置する前に、配置前の構成に関する章で記載したタスクに加えて、以下のタスクを実行します。
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Marketing Operations のインストール先の最上位ディレクトリーを共有します。例えば、Marketing OperationsC:¥MktOpsCluster¥IBM_EMM¥MarketingOperations にインストールするとします。この場合は、MktOpsCluster ディレクトリー全体を共有します。
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Marketing Operations のアップロード・ファイルを格納するためのフォルダーを管理サーバー上に作成し、共有します。このフォルダーは Shared_UMO_Artifacts フォルダーと呼ばれます。すべてのクラスター・メンバーは、このフォルダーの完全な制御権 (読み取り、書き込み、変更、および削除) を持っていなければなりません。必要に応じて、このフォルダーをローカル・ファイル・システム階層の IBM® ホーム・ディレクトリーの下に置くことができます。
追加の配置手順
配置の章に記載されている説明のほかに、以下に示す追加事項に注意してください。
1. サーバーへのモジュールのマップ
WebSphere®「インストール・オプションの選択」ウィザードでオプションを設定するときに、モジュールをサーバーにマップする際のクラスターおよび Web サーバーを選択します。
2. 汎用 JVM プロパティーに関する追加の手順
クラスター内の各マシンで、汎用 JVM プロパティーを構成します。
plan.home およびその他のプロパティーで指定するパスは、共有インストール・ディレクトリーを指していなければなりません。
クラスターに対して、以下の追加パラメーターを設定します。
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-Dplan.log.config=¥¥umoMachine¥SharedUnicaHome¥MarketingOperations ¥conf¥plan_log4j_client.xml
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-Dplan.local.log.dir=local_log_dir (ここで local_log_dir は、Marketing Operations がログを作成する、物理マシン上の書き込み可能フォルダーです)
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-Dplan.suppressNotifications=true
通知を送信するノードを除くすべてのノードで、このプロパティーを設定します。
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ノードの CONF ディレクトリーに定義されたデフォルト・ファイルの代わりに、別の plan_ehcache.xml ファイルを使用するには、そのノードについて -plan_ehcache パラメーターを設定して、ファイルの場所を指定します。
セッション管理 Cookie の構成
クラスター内のサーバーによって使用されるセッション管理 Cookie の名前を定義する必要があります。セッション管理 Cookie を構成するには、以下のようにします。
1.
WebSphere® コンソールで、クラスター内のサーバーに関するプロパティーにアクセスします。Web コンテナー設定に移動し、セッション管理構成を開きます。
2.
Cookie を有効にし、UMOSESSIONID を Cookie 名として指定します。
3.
追加の配置後手順
ロード・バランシングのプラグインを使用する場合は、以下の構成手順を実行する必要があります。
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IBM® Marketing Operations がクラスター環境で効率的に動作するためには、ユーザーはそのセッションの間ずっと 1 つのノード上にとどまらなければなりません。このセッション管理およびロード・バランシングのオプションは、セッション・アフィニティーと呼ばれます。セッション・アフィニティーを使用するようにインストール済み環境を構成する方法について詳しくは、ご使用のアプリケーション・サーバーの資料を参照してください。
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この構成オプションを使用するシステムでノードに障害が発生した場合、そのノード上のすべてのユーザー・セッションも障害が発生します。ユーザー認証は Marketing Operations 内の単一ノードにのみ適用されるため、ロード・バランサーは、使用可能な別のノードにユーザーを切り替えることはしません (また、切り替えるべきではありません)。 ユーザーに再ログインするよう求めるプロンプトが表示されます。場合によっては、予期しないエラーや、対応するデータ損失が発生する可能性があります。
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Marketing Operations にログインします。「設定」>「構成」を選択し、以下の URL パラメーターを構成して、Marketing Operations サーバーへのすべての参照でプロキシー・ホストおよびポートが使用されるようにします。
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