タスクの依存関係の管理
IBM® Marketing Operations には、ワークフロー・スプレッドシートへの新しい行の追加、および既存の行の削除においてタスクの依存関係を管理するための各種オプションが用意されています。
スプレッドシート編集モードで、「連続」アイコンをクリックし、以下を選択します。
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依存なし: システムは、新しい行に対して依存関係を自動的に作成しません。新しいタスクとステージに対して依存関係が必要な場合は、それを手動で追加するためにタスク名を編集します。
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連続: システムは、既存のタスクのチェーンに新しい行を挿入します。
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並行: システムは、既存のタスクのチェーンと並行した依存ブランチに、新しい行を挿入します。
タスクの連続挿入
連続挿入では、新しく挿入されたタスクがその前のタスクに依存し、そのタスクに依存していたすべての項目が、新しいタスクに依存するようになります。
前のタスクが完了してから次のタスクを開始する必要がある場合は、タスクを順次に挿入します。例えばこの図で、タスク B が完了するまでタスク X を処理できない場合は、タスク X を順次に挿入します。
タスクの連続挿入のイメージ
タスクの並行挿入
タスクを並行挿入することによって、その前のタスクが依存する項目 (タスクまたはステージ) にタスクが依存し、前のタスクに依存していた項目が新しいタスクに依存します。
タスクが別のタスクと同時に動作できる場合に、タスクを並行挿入します。 例えば、次の図で、タスク X がタスク B と同時に動作できる場合、タスク X を並行挿入します。
タスクの並行挿入のイメージ
タスクの削除
タスクを削除すると、選択されたタスクがチェーンから削除されます。次いでシステムにより、チェーン内に残った 2 つのセグメントが再リンクされ、再び 1 つの連続したチェーンになります。
タスクの削除のイメージ
あるタスクが削除されると、そのタスクの依存タスクは、削除が行われる前のタスクの依存関係に依存するようになります。 この方法によって、依存関係の順序のチェーンがすべて保持されます。
デフォルト・モードと「最後に使用された」モード
タスクの追加をできるだけ簡単で一貫性があるものにするために、IBM® Marketing Operations では次の動作を提供しています。
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デフォルト・モードは「連続」です。セッションの編集を開始すると、このモードが挿入モードとして使用されます。
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例えば、いくつかのタスクを並行で追加する場合、「並行 (Parallel)」モードを選択しなければならないのは 1 度のみです。次に別のタスクを挿入するときは、別のモードを明示的に選択するまで、システムによって必ず並行挿入されます。
必要に応じ、システムによって割り当てられた依存関係を手動で変更できます。タスク名をクリックし、その名前の後に括弧内に示される、タスク番号のコンマ区切りリストを編集します。