重要業績評価指標について
正常性ルールには、目標のしきい値に対するプロジェクト実績を評価する重要業績評価指標 (KPI) が含まれます。例えば、プロジェクトの予算超過が 5% 未満の場合、そのプロジェクトを正常だと見なしますが、予算超過が 10% のプロジェクトは重大な状態だと見なします。
プロジェクト正常性の KPI
KPI
説明
% マイルストーン期限超過
「進行中」と「完了」のすべてのプロジェクト・マイルストーンに関して、遅延時間の合計と計画時間の合計を比較します。
% 予算超過
プロジェクトに関して、推定予算の合計から実績経費を引いた値と推定予算の合計を比較します。この KPI には、財務管理モジュールが必要です。
% 期限超過
「進行中」と「完了」のすべてのプロジェクト・タスクに関して、遅延時間の合計と計画時間の合計を比較します。
% タスク遅延
プロジェクトに関して、期限超過タスクの数と未完了タスクの合計数を比較します。
% マイルストーン・タスク遅延
プロジェクトに関して、期限超過マイルストーンの数と未完了マイルストーンの合計数を比較します。
期限超過タスクとマイルストーンをシステムが判別する方法
KPI のいくつかでは、タスクまたはマイルストーンが期限超過しているかどうかをシステムが判断する必要があります。この判断を行うために、
Marketing Operations
は現在日付 (今日) と、タスクまたはマイルストーンの予測/実際の日付およびターゲット終了日を比較します。
システムはサーバーの日付、時刻、およびタイム・ゾーンを現在日付として使用します。
システムは、正常性ステータスを計算する日次バッチ・ジョブのタイム・スタンプを「今日」として使用します。
システムは常に、状況が「スキップ」のタスクを「期限超過なし (Not Overdue)」と分類します。
日付の比較の結果
State
その他すべての状態
完了
条件
今日 > 予測/実際の終了 > 目標終了日
期限超過
期限超過
今日 > 目標終了日 > 予測/実際の終了
期限超過
期限超過なし (Not Overdue)
目標終了日 > 今日 > 予測/実際の終了
期限超過なし (Not Overdue)
期限超過なし (Not Overdue)
目標終了日 > 予測/実際の終了 > 今日
期限超過なし (Not Overdue)
期限超過なし (Not Overdue)
予測/実際の終了 > 目標終了日 > 今日
期限超過なし (Not Overdue)
期限超過
予測/実際の終了 = 空、AND
目標終了日 > 今日
期限超過なし (Not Overdue)
期限超過*
予測/実際の終了 > 今日 > 目標終了日
期限超過
期限超過
予測/実際の終了 = 空、AND
今日 > 目標終了日
期限超過
期限超過なし (Not Overdue)
* タスク状況が「終了」に変わると、システムは「実際の終了日」にタイム・スタンプを入力します。次の正常性ステータスの計算の間に、システムがタスクを「期限超過なし (Not Overdue)」と再評価します。
Copyright IBM Corporation 2013. All Rights Reserved.