デフォルトの正常性ルールについて
独自のプロジェクト正常性ルールを作成する前に、システムの提供するデフォルトの正常性ルールを評価してください。 プロジェクトの正常性を判別するために独自にカスタマイズしたルールを設計する際に、これをモデルとして使用できます。 また、必要に応じてこれをプロジェクト・テンプレートに割り当てることもできます。
デフォルト・ルールの条件
IF
THEN
% タスク遅延 = 0 AND
% 期限超過 = 0 AND
% 予算超過 <= 0
正常
ELSE IF
% タスク遅延 <= 5% AND
% 期限超過 <= 5% AND
% 予算超過 <= 5%
警告
ELSE IF
% タスク遅延 > 5% AND
% 期限超過 > 5% AND
% 予算超過 > 5%
重大
OTHERWISE
不明
組織のカスタム・ルールを設計する際には、以下の点に注意します。
デフォルトの正常性ルールには、可能なプロジェクト・ステータス (「正常」、「警告」、および「重要」) のそれぞれに解決される条件が含まれます。 カスタム・ルールに、各ステータスの条件を組み込んでください。
条件の演算子および値は、可能な値の全範囲を網羅し、未割り当ての値はありません。 システムは、該当しない値に対して「不明」ステータスを割り当てます。
例えば、最初の条件で % 予算超過 KPI を <= 0 の代わりに < 0 に設定するように変更します。その結果、システムはタスク遅延も時間遅延もない予算未満のプロジェクトのステータスを、「正常」ではなく「不明」と判別します。
条件の順序は、システムがプロジェクトに関して導き出すステータスに影響を与えます。
例えば、このルール内の条件の順序を、「警告」に解決される条件が最初に来るように変更します。 その結果、このルールでは、どのプロジェクトにも「正常」ステータスが割り当てられなくなります。
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