「依存フィールド」属性タイプ
依存フィールドは、値が別のフィールドによって制約される属性です。例えば、選択した都道府県のすべての市区町村を表示するフィールドが必要な場合は、市区町村のフィールドを都道府県のフィールドに依存させることができます。ある属性を別の属性に依存させることができるのは、それを特定のフォームに追加する場合だけです。つまり、共有属性を作成する場合、その属性が追加されるフォームの範囲を除き、作成時にその属性を依存フィールドにすることはできません。
このセクションでは、市区町村/都道府県の例を示します。
まず、市区町村と都道府県のルックアップ・テーブルを作成する必要があります。以下に、これら 2 つのテーブルの最初の数行を示します。
lkup_state
テーブルは次のようになります。
state_id (1 次キー)
state_name
1
マサチューセッツ
2
ニューヨーク
lkup_city
テーブルは次のようになります。
city_id (1 次キー)
city_name
state_id (lkup_state の 1 次キーを指す外部キー)
1
ボストン
1
2
ケンブリッジ
1
3
ニューヨーク
2
4
オールバニー
2
これらのテーブルができたら、親 (都道府県) と子 (市区町村) の属性を作成します。
都道府県の属性には、以下の値を使用します。
フィールド
値
データベース列 (Database Column)
state_id
このデータベース表の値を使用
lkup_state
キー列
state_id
このフィールドは次の列に依存します
このボックスはクリアのままにしておきます。
市区町村の属性には、以下の値を使用します。
フィールド
値
データベース列 (Database Column)
city_id
このデータベース表の値を使用
lkup_city
キー列
city_id
このフィールドは次の列に依存します
このボックスにチェック・マークを付け、都道府県 (都道府県の属性用に定義した内部名) を選択します。
以下の点に注意してください。
「複数選択 - データベース」属性を「単一選択 - データベース」属性に依存させることはできますが、その逆はできません。前述の例では、市区町村フィールドを「複数選択 - データベース」属性にすることはできますが、都道府県フィールドではできません。
ルックアップ値は、ルックアップ値のテキスト記述または ID のいずれかに基づいてソートすることができます。
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