イベントとは、Interact API と直接対話する、設計環境における
Interact の 3 つの構成要素の 1 つです。
Interact API と連携するようにタッチポイントをコーディングする場合には、
postEvent メソッドを使用してイベントを参照します。
Interact API で使用されるイベントの名前は、設計環境における構成時のイベントの名前と一致していなければなりません。この名前には大/小文字の区別はありません。
複数のオファーのログ記録のアクションを含むイベントを作成する場合、Interact API は、関連付けられているオファーについて同じアクションを実行するということに留意してください。したがって、相反するオファー承認とオファー拒否の両方をログに記録するイベントは作成しないでください。ただし、オファー・コンタクトとオファー承認をログに記録するイベント、またはオファー・コンタクトとオファー拒否をログに記録するイベントを作成することは、ご使用の環境において役に立つ場合があります。
デフォルトで、ランタイム環境では、2 つのタイプのレスポンス (オファー承認とオファー拒否) をトラッキングすることができます。構成プロパティー「accept」と
「reject」を使用して、「オファー承認をログに記録」イベントと「オファー拒否をログに記録」イベントで記録されるレスポンスのタイプを変更することができます。
また、Interact API では、イベントを使用して、API でイベント・パラメーターによって定義されたアクションをトリガーすることもできます。それらのイベントには、カスタム・テーブルへのロギング、複数のレスポンス・タイプのトラッキング、特定のフローチャートを指定して実行といった処理が含まれます。System Reaction が定義されていないイベントをいくつか作成することや、予約イベント・パラメーターと共に使用するために同じシステム反応 (「コンタクトのログ記録」など) を含むイベントを複数作成することが必要な場合があるかもしれません。
例えば、レスポンスのタイプごとに、「オファー承認をログに記録」アクションを含むイベントを 1 つずつ作成するとします。UA_UsrResponseType テーブル [as Name(code)] で、Explore (EXP)、Consider (CON)、Commit (CMT) というカスタム・レスポンスを定義します。それから、3 つのイベントを作成して、それらに LogAccept_Explore、LogAccept_Consider、LogAccept_Commit という名前を付けます。3 つのイベントは、すべて、まったく同じ (オファー承認をログに記録」アクションが含まれている) ですが、
Interact API を使用して作業するユーザーが区別できるようにするため、異なる名前が付けられています。
Interact API を使用して作業する場合、これらのイベントには機能上の違いはありませんが、命名規則によってコードがわかりやすくなることがあります。また、それぞれのカスタム・レスポンスに別々の名前を付ければ、「チャネル・イベント・アクティビティー・サマリー」レポートに、より正確な情報が表示されるようになります。
「イベント」タブには、デフォルトのカテゴリーである「システム定義済みカテゴリー」が表示されます。このカテゴリーのイベントは、編集、追加、または削除することはできません。このカテゴリーには、Interact API に対応するイベントが含まれます。それらのイベントすべてについて、タッチポイントで発生する頻度を「チャネル・イベント・アクティビティー・サマリー」レポートで監視することができます。