インタラクティブフローチャートについて

インタラクティブフローチャートは、戦略的セグメントを作成するときに使用されるCampaignのバッチフローチャートと似ています。

Campaignのバッチフローチャートは、一連のアクションをデータ上で実行してキャンペーンを行うために使用します。 バッチフローチャートはプロセスでできており、これを構成することでキャンペーンに必要な実際のデータ操作を実行します。 セッションでバッチフローチャートを使用するときは、すべてのキャンペーンにグローバルに利用できる、戦略的セグメントなどの永続的なデータ構造体を作成します。 戦略的セグメントはセッションで作成されるIDのリストで、すべてのキャンペーンで利用可能になります。 戦略的セグメントは、どのキャンペーンでもグローバルに使用できるという点を除き、他のセグメント(例: セグメントプロセスで作成されたもの)との違いはありません。

インタラクティブフローチャートも、タッチポイントへの訪問者をセグメントに割り当てるという目的を実現します。 各インタラクティブフローチャートはプロセスでできており、これを構成して訪問者をセグメントに割り当てます。 インタラクティブフローチャートでは、キャンペーンでインタラクティブチャネルに対応するため、インタラクション方法でグローバルに利用できるセグメントも作成されます。 ただし、インタラクティブフローチャートで作成されるセグメントは、バッチフローチャートで作成されるセグメントとは異なります。 バッチフローチャートで作成されるセグメントはIDのリストです。 インタラクティブフローチャートで作成されたセグメントはスマートセグメントと呼ばれ、セグメントにどの顧客を配置するかを定義します。

インタラクティブフローチャートはリアルタイムに機能し、一度に1人の訪問者を処理するように設計されています。 ランタイムサーバにインタラクティブフローチャートを配置した後は、各フローチャートのインスタンスが、タッチポイントへのアクティブな訪問者ごとに1つ存在します。 各訪問者がインタラクティブフローチャートを通過すると、スマートセグメントにリアルタイムに割り当てられます。 インタラクティブフローチャートを構成して、運用データソース内のデータおよびタッチポイントからリアルタイムに収集したデータを参照できます。

インタラクティブフローチャートに設定できるオーディエンスは、フローチャートごとに1つだけです。 ただし、オーディエンスごとに多数のインタラクティブフローチャートを設定することはできます。

インタラクティブフローチャートを設計するときは、インタラクティブフローチャートのパフォーマンスとバッチフローチャートのパフォーマンスの違いに注意する必要があります。 これらのフローチャートは、リアルタイムに実行されます。 Webサイトで最適な広告を読み込むのに時間がかかりすぎる場合、顧客は別のサイトに移動する可能性があります。 フローチャートを設計する場合、タッチポイントの管理者と協力して、セグメント要件とタッチポイントのパフォーマンス要件のバランスをとる必要があります。 タッチポイントの管理者と相談する必要のある設計上の考慮事項には、オーディエンスごとに実行するインタラクティブフローチャートの数や、データベースの検索に要する時間などがあります。

インタラクティブフローチャートは設計環境内ではなくランタイムサーバ上で実行するため、インタラクティブフローチャートをCampaignで実行することはできません。 ただし、インタラクティブフローチャートをCampaignでテスト実行することはできます。



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