対話式フローチャートにおけるサンプル・プロセスについて
対話式フローチャートの「サンプル」プロセスは、バッチ・フローチャートの「サンプル」プロセスと同じ目的で、処理、コントロール・グループ、またはモデリング用のデータのサブセット用のセルを 1 つ以上作成します。ただし、対話式フローチャートのサンプル・プロセスには、バッチ・フローチャートにおけるサンプル・プロセスの機能のサブセットのみが含まれます。サンプル・サイズ計算と最大セル・サイズは取り外されます。対話式フローチャートのサンプル・プロセスには、サンプルを選択するための新規方式である決定論的ハッシュ関数も含まれています。
バッチ・フローチャートにおけるサンプル・プロセスは、サンプル・セルに含める何人かの顧客をランダムに選択します。しかし、対話式フローチャートでは、 ランタイム時にサンプル・プロセスが一度に 1 人の顧客のみを扱います。サンプルの % を定義することにより、ある訪問者がそのセルのメンバーになる確立が定義されます。
サンプル・セルを定義する際には、少なくとも 2 つのセルを作成する必要があります。一方のサンプルについて「%」を定義し、他方のサンプルについて「残りすべて」を選択してください。このようにしないと、未定義の結果が生じます。例えば、1 つの 30% サンプルのみを作成すると、残りの 70% の訪問者はどのセルにも割り当てられません。
サンプリングに使用するスマート・セグメントの作成を完了するには、 サンプル・プロセスを PopulateSeg プロセスに接続する必要があります。
決定論的ハッシュ関数は訪問者をサンプルにランダムに割り当てます。ただし、同じ訪問者が 2 回以上対話式フローチャートを通過すると、その訪問者は同じセルに配置されます。これが望ましい場合には、同じセルに一定期間繰り返して配置された後でこの訪問者が別の方法でサンプリングされるようにするために、 決定論的ハッシュ関数のリセット時間と周期を構成する必要があります。
別のフローチャートの機能をコピーするフローチャートを作成する場合、「ハッシュ・シード」フィールドを使用して、サンプル・プロセスに元の対話式フローチャートと同じ決定論的ハッシュ関数を使用させることができます。訪問者を同じサンプル・グループに配置するためには、両方のサンプル・プロセスで同じセル数、ハッシュ・シード、最初のリセット日、およびリセット期間を使用してください。Interact は、 「ハッシュ・シード」の入力値およびリセット日を使用して、訪問者を配置するセルを決定します。
サンプル・プロセスの構成方法
サンプル・プロセスの構成方法
対話式フローチャートを「編集」モードで使用して、サンプル・プロセスを構成します。
1.
編集モードの対話式フローチャートで、フローチャート・ワークスペースにサンプル・プロセスを追加します。
2.
データ操作プロセスには、決定、サンプル、または選択があります。サンプル・プロセスを対話プロセスに接続することもできます。
3.
4.
「入力」ドロップダウン・リストから 1 つ以上のソース・セルを選択します。
「サンプル」プロセスに接続されたプロセスの出力セルがすべて、 ドロップダウン・リストにリストされます。複数のソース・セルを使用するには、「複数セル」オプションを選択します。 複数のソース・セルを選択すると、各ソース・セルで同じサンプリングが実行されます。
5.
デフォルトでは、入力セルごとに 3 つのサンプルが作成され、 デフォルト名の「Sample1」、「Sample2」、および「Sample3」が使用されます。
6.
「出力名」列で各サンプルを選択し、以下の操作を行います。
「出力セルの編集」セクションが使用可能になっています。
a.
「セル名」テキスト・ボックス内にカーソルを配置し、入力を行ってサンプル名を変更します。
英字、数字、およびスペースを任意に組み合わせて使用することができます。 ピリオド (.) またはスラッシュ (/ または ¥) は使用しないでください。
b.
ある訪問者がそのサンプルに割り当てられる確立を「%」フィールドに 入力するか、「残りすべて」チェック・ボックスを選択します。
% 値は 100.00 より小さくなければなりません。
7.
(オプション) 「決定論的ハッシュ関数」の下の「ハッシュ・シード」を変更します。
「ハッシュ・シード」を変更する必要があるのは、このサンプル・プロセスで別のサンプル・プロセスと同じ方法によってセルに訪問者を割り当てたい場合に限られます。「ハッシュ・シード」は英数字値でなければなりません。
8.
(オプション) 「決定論的ハッシュ関数」の下で「最初のリセット日」を入力します。
省略符号ボタン 省略符号ボタン をクリックして、カレンダーで日付を選択します。
9.
10.
(オプション) 「全般」タブをクリックして、名前と注釈をプロセスに割り当てます。
割り当てられた名前がフローチャートのプロセスに表示されます。フローチャートでプロセスの上にマウスを移動すると、説明が表示されます。
11.
「OK」をクリックします。
プロセスが構成され、フローチャートで使用可能になります。
サンプリングに使用するスマート・セグメントの作成を完了するには、 サンプル・プロセスを PopulateSeg プロセスに接続する必要があります。