入力セル・サイズに基づいた出力セル・サイズの制限
セルから入力を受け取るプロセスでは、接続された着信プロセスからのセル・サイズを属性として使用して、出力セル・サイズを制限することができます。これは、実際にそのセル・データまたは ID を使用していない場合でも可能です。
例えば、それぞれが 1 つの出力セルを持つ 3 つのプロセスを選択プロセスに接続する場合、選択プロセスへの実際のデータ入力として 3 つの着信セルの 1 つしか使用しない可能性がありますが、それ以外の着信セルの属性 を使用して選択プロセスの出力セル・サイズを指定することができます。実線は、出力セルが実際に選択プロセスによって使用されたプロセスを接続し、点線は、出力セルがデータ入力として使用されず、選択プロセスと一時的な関係のみを持つプロセスを接続します。
サイズ属性を、現在のプロセスの出力セル・サイズの制限に使用する入力セルを指定するには、「入力セル・サイズに基づく制限」チェック・ボックスを使用します。これらのオプションの一部は、指定する「セル・サイズの上限指定」値と併用することで機能します。
1.
プロセス構成ダイアログで「セル・サイズの制限」タブをクリックします。
「セル・サイズの制限」ウィンドウが表示されます。
2.
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選択したセルの最大値: 出力セル・サイズが、選択した入力セルのうち最大のセルのサイズを超えてはならないことを指定します。 例えば、サイズがそれぞれ 100 および 200 のセル A および B をチェック対象として選択する場合、このプロセスの出力セルのサイズは 200 に制限されます。
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指定した上限値と選択されたセルの合計値の差: このオプションは、上記で指定された「出力セル・サイズの上限指定」の値と組み合わせて使用します。 このオプションは、出力セル・サイズが N を超えてはならないことを指定します。 N は、上記の「出力セル・サイズの上限指定」フィールドに指定された数値と、選択したすべての入力セルの合計との差です。 例えば、「出力セル・サイズの上限指定」の値として 1000 を入力し、サイズがそれぞれ 100 および 200 の入力セル A および B をチェックした場合、このプロセスの出力セル・サイズは 1000 – (100+200) = 700 に制限されます。
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選択したセルの最小値: 出力セル・サイズが、選択したどの入力セル・サイズも超えてはならないことを指定します。 例えば、サイズがそれぞれ 100、200、および 500 のセル A、B、および C をチェック対象として選択する場合、このプロセスの出力セルのサイズは 100 に制限されます。
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選択したセルの合計値: 出力セル・サイズが、選択したすべての入力セルの合計を超えてはならないことを指定します。 例えば、サイズがそれぞれ 100、200、および 500 のセル A、B、および C をチェック対象として選択する場合、このプロセスの出力セル・サイズは、3 つすべての入力セル・サイズの合計である 800 に制限されます。
3.