複数のディスクにまたがる表スペースの分散
表スペースは、データベース内のストレージの論理単位です。一般的に、データベースの表スペースを複数のディスクに分散させるとパフォーマンスが向上します。
表スペースとして、システム管理スペース (SMS) またはデータベース管理スペース (DMS) のどちらかを使用できます。 各表スペースは、コンテナーを集めたものです。 コンテナーは、ファイル、ディレクトリー、またはデバイスなどのデータ保存場所です。DB2® によりデータが各コンテナーに分散されるので、複数のディスクにデータを保管でき、高速化および記憶容量の増大を図ることができます。
推奨:
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例 1: ユーザー・データベース
パフォーマンス・テストの際、I/O に関連するユーザー・データベース・マシンのディスク使用率が 100% まで上がることが確認されています。データベースには、2 つのディスクにまたがるコンテナーを持つ表スペースがあります。コンテナーを合計 8 つのディスクにチューニングおよび分散させた後、特定のケースにおいてはスパイクが確認されることがありますが、平均使用量は、5 つの同時複合フローチャートが実行されている間 20% 以下に推移します。複数のディスクに分散されたユーザー・データベースの表スペース。
例 2: システム・データベース・サーバー
IBM ® Campaign システム・データベース・サーバー上でも、ディスク I/O の競合が発生する可能性があります。フローチャートによっては、大量のデータが UA_CONTACTHISTORY 表に書き込まれる場合があります。 例えば、大量のデータを UA_CONTACTHISTORY に同時に書き込んでいる 5 つの複数の同時複合フローチャートを実行しているとします。 この場合、データベースの表スペースを複数のディスクに分散させるとパフォーマンスが向上します。複数のディスクに分散されたシステム表スペース。
一般的に、データベースの表スペースを複数のディスクに分散させるとパフォーマンスが向上します。 IBM ® Campaign のインストール時に可能であれば、複数のディスクに分散されたコンテナーで構成される表スペースを持ったデータベースを作成してください。