ユーザーが新規キャンペーンの作成またはマイグレーション済みのフローチャートの実行を行えない
問題またはエラー: データ・マイグレーション・スクリプトが正常に実行された後で、ユーザーがターゲット・システムで新規キャンペーンの作成またはマイグレーション済みのフローチャートの実行を行うことができません。
解決方法: stage1 スクリプトを実行するときには、「構成」ページで internalIdLowerLimit プロパティーと internalIdUpperLimit プロパティーを使用してターゲット・システムでの ID の範囲を設定して、ソース・システムにある ID と重なり合わないようにする必要があります。 そのようにすると、stage3 スクリプトを実行してサーバー構成をマイグレーションするときに、そのスクリプトが、internalIdLowerLimit および internalIdUpperLimit を既にデータ・ソースに存在する構成プロパティーとして識別し、それらの値を上書きまたは保持するようにプロンプトを出します。 ID の競合を避けるために、ターゲット・システムの構成で internalIdLowerLimit および internalIdUpperLimit に関して設定した値は維持する必要があります。しかし、それ以外の値は上書きすることができます。 このスクリプトでは、どのプロパティー値を維持してどのプロパティー値を上書きするのかを選択することはできません。すべてのプロパティー値を上書きするのか、またはどれも上書きしないのかを選択することができます。
これらのプロパティー値を上書きすることを選択してもデータ・マイグレーションは続行されますが、ID 値の範囲はソース・システムとターゲット・システムで重なり合うようになっています。 この ID 競合が原因となって、ターゲット・システムでさまざまな問題が発生します (例えば、ユーザーが新規キャンペーンの作成またはマイグレーション済みフローチャートの実行を行えなくなります)。
データ・マイグレーション後のこの問題を修正するには、「構成」ページで internalIdLowerLimit プロパティーと internalIdUpperLimit プロパティーを、ステージ 1 で指定した値に再設定してください。構成プロパティーの設定については、インストールの資料を参照してください。