STDV または STDEV マクロ

STDV または STDEV マクロは IBM ® Campaign および IBM ® Interact で使用可能です。

構文

STDV(data [, keyword]) STDEV(data [, keyword])

パラメーター

data

標準偏差を計算する数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

keyword

このオプションのキーワードは、入力データ範囲に対して行われる計算方法を指定します。次のいずれかを選択します。

ALL - data のすべてのセルに計算を行います。(デフォルト)

COL - data の各列に別々に計算を行います。

ROW - data の各行に別々に計算を行います。

IBM ® Campaign のキーワードの使用について詳しくは、フォーマットの仕様を参照してください。

多数のマクロ関数は、キーワード・パラメーター {ALL | COL | ROW} をとります。 IBM ® Campaign では、入力データが常に単一の列またはフィールドであるため、これらのキーワードは適用されません。マクロは常に、COL キーワードが指定されているように振る舞います。したがって、 IBM ® Campaign を使用するときには、これらのキーワードを指定する必要はありません。

説明

STDV は指定されたデータ範囲のすべてのセルの標準偏差を計算します。分布の標準偏差は、分散の平方根です。標準偏差は次の方法で計算されます。

ここで、x はサンプル、n はサンプル数、mean は分散の平均です。

サンプル数 n = 1 の場合、STDV はエラーを戻します。

例

TEMP = STDV(V1)

TEMP という名前で、V1 列の内容の標準偏差である単一値を含む新しい列を作成します。

TEMP = STDV(V1:V3)

TEMP という名前で、V1、V2、および V3 列の内容の標準偏差である単一値を含む新しい列を作成します。

TEMP = STDV(V1[1:5]:V4)

TEMP という名前で、V1 から V4 列の 1 から 5 行のセルの標準偏差である単一値を含む新しい列を作成します。

TEMP = STDV(V1:V3, COL)

TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の単一値は V1 列の内容の標準偏差であり、VX 列の単一値は V2 列の内容の標準偏差であり、VY 列の単一値は V3 列の内容の標準偏差です。

TEMP = STDV(V1[10:50]:V3,COL)

TEMP、VX、および VY という名前で、それぞれ単一値を含んだ新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の 10 から 50 行のセルの標準偏差であり、VX 列の値は V2 列の 10 から 50 行のセルの標準偏差であり、VY 列の値は V3 列の 10 から 50 行のセルの標準偏差です。

TEMP = STDV(V1:V3, ROW)

TEMP という名前で、各セル項目は V1、V2、および V3 列の対応する行の標準偏差である新しい列を作成します。

TEMP = STDV(V1[1:5]:V3,ROW)

TEMP という名前で、1 から 5 行のセルに V1 から V3 列の対応する行の標準偏差を含む新しい列を作成します。TEMP の他のセルは空です。