POW マクロ
POW マクロは IBM ® Campaign および IBM ® Interact で使用可能です。
構文
base POW exponent base ^ exponent
パラメーター
base
べき指数までべき乗される数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。base のフォーマット定義 (data と同じ) については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
exponent
data の値をべき乗する指数。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。exponent の列の数は、base が定数でない限り、 base の列の数と同じでなければなりません。exponent のフォーマット定義 (data と同じ) については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
説明
POW は、第 1 のデータ範囲の値を第 2 のデータ範囲で指定されているべきでべき乗します (すなわち、 を計算する)。各入力列に対して、それぞれ baseexponent のべきでべき乗した結果を含む新しい列を戻します (つまり、data1 の第 1 列は data の第 1 列でべき乗され、第 2 列は第 2 列でべき乗され、以下同様に続く)。
exponent が定数の場合、base の各値はその値でべき乗されます。exponent が 1 つ以上の列を含む場合、 base の 1 列と exponent の 1 列との間で行ごとのベースで計算が実行されます。base の第 1 行は exponent の第 1 行の値でべき乗され、第 2 行は第 2 行の値でべき乗され、以下同様に続きます。この行ごとの計算は、最短の列の最後の値までの各行の結果を生成します。
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POW 演算子は曲折アクセント記号 ( ^) に省略できます。例えば、TEMP = 2^8TEMP = 2 POW 8 は同じです。
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x の値が大きすぎたり小さすぎたりすると、オーバーフローが戻されます。これは base^exponent が 32 ビット浮動小数点数の上限または下限を超える場合に発生します。
TEMP = 2 POW 3 または TEMP = 2^3
TEMP という名前で値 8 を含む新しい列を作成します。
TEMP という名前で、各値は V1 列の内容の平方根である新しい列を作成します (SQRT(V1) と同じ)。
TEMP という名前で、 各値は V1 列の行の値を V2 列の対応する行の値でべき乗したものである新しい列を作成します。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列には V1 列の値を V4 列の対応する行の値でべき乗したものが含まれます。VX 列には V2 列を V5 列の対応する値でべき乗した結果が含まれます。VY 列には、V3 列を V6 列の対応する値でべき乗した結果が含まれます。
TEMP = V1[10:20] POW V2 または TEMP = V1[10:20] POW V2[1:11]
TEMP という名前で、最初の 11 個のセルに V1 列の 10 から 20 行までの値を V2 列の 1 から 10 行までの値でべき乗した結果を含む新しい列を作成します。TEMP の他のセルは空です。
関連関数
LN または LOG