GE マクロ

GE マクロは IBM ® Campaign および IBM ® Interact で使用可能です。

比較する数値セル範囲。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

指定された列のすべての値を比較する対象の数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data2 の列の数は、data2 が定数でない限り、 data1 の列の数と同じでなければなりません。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

GE は、指定された 2 つのデータ範囲を比較し、第 1 のデータ・セットの値が第 2 のデータ・セットの値以上である場合は 1 を、そうでない場合は 0 を返します。各入力列に対して、data1 の対応列と data2 の対応列との比較を含む新しい列を戻します (つまり、data1 の第 1 列は data2 の第 1 列と比較され、第 2 列は第 2 列と比較され、以下同様に続く)。

data2 が定数の場合、data1 の各値はその値と比較されます。data2 が列の場合、計算は行ごとのベースで行われます。data1 の値は data2 の第 1 行の値と比較され、第 2 行は第 2 行と比較され、以下同様に続きます。この行ごとの計算は、最短の列の最後の値までの各行の結果を生成します。

GE 演算子は、大なり記号の後に等号を続けた形 (>=) に省略できます。

例

TEMP = 9 GE 4 または TEMP = 9 >= 4

TEMP という名前で値 1 を含む新しい列を作成します (9 は 4 より大きいため)。

TEMP = V1 >= 8

TEMP という名前で、V1 列の対応する行の値が数字の 8 以上の場合は各値が 1、それ以外の場合は 0 である新しい列を作成します。

TEMP = V1:V3 >= 2

TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は値 2 と比較した V1 列の内容であり、VX 列の値は値 2 と比較した V2 列の内容であり、VY 列の値は値 2 と比較した V3 列の内容です。

TEMP = V1 >= V1

TEMP という名前ですべてに 1 を含む新しい列を作成します (すべての数はそれ自身に等しいため)。

TEMP = V1 >= V2

TEMP という名前で、各値は V1 列の行の値を V2 列の対応する行の値と比較したものである新しい列を作成します。

TEMP = V1:V3 >= V4:V6

TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列には V1 列の値と V4 列の対応する行の値との比較が含まれます。VX 列は V2 列と V5 列を比較します。VY 列は V3 列と V6 列を比較します。

TEMP = V1[10:20] >= V2 または TEMP = V1[10:20] >= V2[1:11]

TEMP という名前で、最初の 11 個のセルに V1 列の 10 から 20 行までの値と V2 列の 1 から 11 行までの値を比較した結果を含む新しい列を作成します。TEMP の他のセルは空です。