変換テーブルについて
通常、変換テーブルの構成作業は、Digital AnalyticsCampaign の統合の初期構成時に、IT 担当者などの技術担当者によって行われます。
変換テーブルは、どの Digital Analytics ID がどの Campaign オーディエンス ID に対応するかを Campaign に示す役割があります。 変換テーブルは、入力として Digital Analytics セグメントが含まれるフローチャートを実行するときに必要です。このテーブルがなければ、Campaign は製品同士の間で ID を変換する方法が分からないためです。
変換テーブルと一時テーブルのイメージ
変換テーブルは、以下のガイドラインに従う必要があります。
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変換テーブルは、Campaign で選択が行われるユーザー・データ・ソースに対して構成する必要があります。 このデータ・ソースでは、テーブル作成権限を許可する必要があります。これにより、Campaign は、セグメント定義を満たす ID のリストの一時テーブルを作成できます。
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変換テーブルは、少なくとも 2 列で構成されています。1 つの列は Digital Analytics キーで、それに対応する Campaign オーディエンス ID として 1 つ以上の列があります。
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このリリースでは、Digital Analytics キーは、registrationid の値そのものにする必要があります。
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変換テーブルの registrationid のデータ型は、Digital Analytics の registrationID に定義されているものと同じデータ型である必要があります。 例えば、いずれも VARCHAR である、など。
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Campaign オーディエンス ID は、統合の構成時にお客様によって定義されます。 例えば、CustomerID などです。
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Campaign プライマリー・オーディエンスが複数の物理キー (複合キー) で構成される場合、変換テーブルに含まれる列は、そのオーディエンスと同数でなければなりません。 例えば、プライマリー・オーディエンスがキー CustomerID と AccountID から構成されている場合、変換テーブルには、(1) Digital Analytics キー、(2) CustomerID、(3) AccountID の 3 つの列が必要です。 この要件は、複合オーディエンスに対してマッピングしている場合にのみ関係します。
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変換テーブル名とそのテーブルで定義される Digital Analytics キー (registrationid) は、必ず Campaign 構成設定で指定しておく必要があります。 変換テーブルで使用される値は、構成設定で定義される値と厳密に一致する必要があります。 Campaign | partitions | partition[n] | Coremetrics を参照してください。
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変換テーブルにデータを設定する方法は、それぞれのお客様の具体的な要件と構成によって異なります。 どの Digital Analytics 登録 ID がどの Campaign オーディエンス ID と一致するかを特定できるようにするための共通ロジックを決定する必要があります。 このプロセスは、実装を行うパートナーに支援してもらうことができます。
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変換テーブルは、Campaign でマップされていなければなりません。変換テーブルのマッピング を参照してください。
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フローチャートが実行されるとき、Campaign は、マップされた変換テーブルにおいて Digital Analytics キーの数と Campaign オーディエンス ID の数の間に不一致があれば検出します。 この不一致状態は、例えば ETL ルーチンがまだ実行中の場合に起こることがあります。このような場合、Campaign は、マップされた変換テーブルに更新済みレコードが含まれることを検証するように求めるメッセージをフローチャート・ログ・ファイルに書き込みます。 この状態を解決するには、社内ポリシーに従ってオンライン・キーとオフライン・キーを (再度) 一致させ、変換テーブルに最新のデータを再設定します。 ユーザーは、マップされた変換テーブルが更新された後に、フローチャートを再実行する必要があります。