C++ IBM® EMM コンポーネントの証明書を作成するには
Campaign リスナーは、OpenSSL ライブラリーを使用して SSL を実装します。OpenSSL ディストリビューションには、証明書ファイルを作成できる openssl と呼ばれるコマンド・ライン・プログラムが組み込まれています。このプログラムの使用方法の詳細については、OpenSSL の資料を参照するか、プログラムの実行時に -help と入力してヘルプにアクセスしてください。
C++ IBM® EMM コンポーネントを SSL 用に設定するときに使用できる自己署名証明書を作成するには、次の手順を使用してください。
1.
コマンド・ラインで openssl を実行します。
このプログラムと関連の構成ファイル openssl.cnf は、Campaign のインストール先の bin ディレクトリーにあります。これは、OpenSSL ディストリビューションでも使用できます。
2.
鍵を生成します。以下のコマンド例では、key.pem という名前の鍵を作成します。
genrsa -out key.pem 1024
3.
以下のコマンド例では、request.pem という名前の要求を作成します。
req -new -key key.pem -out request.pem
ツールを使用すると一連の質問が表示されます。ピリオド (.) を入力すると、フィールドはブランクのままになります。自己署名証明書については、少なくとも共通名を入力する必要があります。
Campaign/bin ディレクトリーから openssl ツールを使用している場合は、同じディレクトリーの openssl.cnf ファイルを指す値の -config パラメーターを追加します。次に例を示します。
req -config openssl.cnf -new -key key.pem -out request.pem
4.
以下のコマンド例では、request.pem および key.pem ファイルを使用して、certificate.pem という名前の証明書を、作成日から 10,000 日を有効期限に指定して作成します。
req -x509 -key key.pem -in request.pem -days 10000 -out certificate.pem
Campaign/bin ディレクトリーから openssl ツールを使用している場合は、同じディレクトリーの openssl.cnf ファイルを指す値の -config パラメーターを追加します。次に例を示します。
req -config openssl.cnf -x509 -key key.pem -in request.pem -days 10000 -out certificate.pem
5.