検証コントロール・グループのサンプリング
オファーの有効性を判断するために、そのオファーに割り当てられたセルに検証コントロール・グループを作成することができます。 検証コントロール・グループは本来はオファーを受け取るグループですが、ターゲット・セルから意図的に除外してオファーを受け取らないようにしたものです。 このようにすると、オファーを受け取るターゲット・セルからのレスポンスにおける「リフト」つまり差異を比較できます。
制御は、セル・レベルで適用されます。 オファーは、フローチャート内で、あるいはターゲット・セル・スプレッドシートから、コンタクト・プロセスのセルに割り当てることができます。 オファーをセルに割り当てる際、ターゲット・セルごとに、制御セルとして機能する 1 つ以上のセルを指定できます。
あるセルを別のセルの制御として指定する方法について詳しくは、「IBM® Campaign ユーザー・ガイド」を参照してください。
検証コントロール・グループを作成するには、フローチャートにサンプル・プロセスを含める必要があります。
このセクションでは、検証コントロール・グループ用にサンプリングする 2 つの方法について取り上げます。
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この方法は、Campaign における制御セルの使用方法と整合性があります。 この場合、制御セルはオファー・オーディエンス ID レベルではなく、オーディエンス ID レベルになります。 以下の制限が適用されます。
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検証コントロール・グループをランダムにサンプリングするもう 1 つの方法は、セル・ベースではなく各オファー・ベースでのサンプリングです。 各オファー・ベースでサンプリングすると構成作業は多くなりますが、このオプションを使用すると、特定のオファーの特定の割合が測定目的で提示されることが保証されます。 セル・レベルでは、めったに提示されないオファーは、制御セルに表現されない場合があります。 この方法は、オファーの配分に偏りがある場合によいでしょう。
セル・レベルでランダムにサンプリングするときは、統計的に類似したグループからサンプリングしなければなりません。 例えば、最初に高評価のセグメント、中評価のセグメント、および低評価のセグメントにセグメント化した場合、コントロール・グループ用にサンプリングする前に、これらのセグメントを再作成する必要があります。 オファーを受け取っていない高価値顧客をオファーを受け取っている高価値顧客と比較し、中評価の顧客は中評価の顧客どうしで比較しなければなりません。 評価に関係なくすべての顧客をランダムにサンプリングして、初期セグメントと比較することはしないでください。
次に、サンプリングの前に、適切なセグメントを再作成する必要があります。 純粋にテストを目的として (例えばさまざまなオファーを割り当てるためなど) 同一の母集団からランダムに選択したさまざまな異なるセルを作成した場合、セグメントの再作成は不要です。
オーディエンス ID レベルでサンプリングするには
オファー・レベルでサンプリングするには