最適化ルールのオファー・リスト
最適化ルールでオファー・リストを使用して、単一のルールを複数のオファーに適用します。
オファー・リストは、関連するオファーをグループ化したものであり、組織的な目的で作成可能です。 オファー・リストは Campaign で定義され、 オファーを定義する際に Contact Optimization 内で使用できます。 次の 2 種類のオファー・リストがあります。
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静的オファー・リスト。編集しない限り変更されない、事前定義されたオファー・リスト。
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スマート・オファー・リスト。動的なオファー・リスト。 スマート・リストの内容は、スマート・リストの基準を満たす新しいオファーがこのオファー・リストに自動的に追加されると変化します。 スマート・オファー・リストを使用すると、最適化ルールにとって重要なオファーの主要な特性を定義する基準を指定できます。
多くの場合、スマート・オファー・リストは Contact Optimization で使用します。 スマート・オファー・リストは、Contact Optimization セッションの実行時に評価されます。 スマート・オファー・リストは、オファーの照会を現行で満たす Campaign 内の任意のオファーに解決されます。 静的オファー・リストには、その静的オファー・リストの作成時にユーザーが指定したオファーのみが含まれます。 静的オファー・リストは、修正を加えない限り、時間が経過しても変化しません。
例えば、12 月および 1 月の割引航空料金に関するすべてのオファーを含んだ「ホリデー・トラベル」というオファー・リストがあるとします。 個人が 12 月に受け取ることのできる「ホリデー・トラベル」のオファーの数を、2 つまでに制限する最適化ルールを作成できます。
このオファー・リストが静的である (かつ、その他すべてのルール基準が変わらない) 場合、Contact Optimization セッションの各実行には同じオファーが組み込まれます。 このオファー・リストがスマート・オファー・リストである場合、Contact Optimization セッションの各実行に組み込まれるオファーは、 スマート・オファー・リストの基準を満たす新しいオファーが作成されたかどうかに応じて異なります。 この場合、Contact Optimization セッションの後続の実行では、追加のオファーが生じます。
スマート・オファー・リストの例として、「ローンのオファー」が考えられます。 「ローン商品のオファー」フォルダーおよびそのサブフォルダー内のすべてのオファーが組み込まれるように、スマート・リストを定義します。 個人が、所定の 60 日期間中に、2 つを超えるローンのオファーを受け取ることを制限するルールを作成できます。 このルールにより、短期間の間に複数のクレジット・オファーを受け取った個人が、クレジットを使い過ぎるというリスクを回避します。 このスマート・オファー・リストには、作成されたすべての新しいローン商品が自動的に組み込まれます。 このルールを使用して定期的に実行する Contact Optimization セッションには、常にローン商品のオファーの最新のリストがあることになります。
オファー・リストの定義について詳しくは、「IBM® Campaign ユーザーズ・ガイド」を参照してください。