マーケティング・スコア
すべての処理ルールには、マーケティング・スコアが含まれます。マーケティング・スコアは、スライダーによって示されます。デフォルト・スコアは 50 です。スコアが高くなるほど、Interact がオファーを選択して勧める可能性が高くなります。処理ルールがどのように複数のキャンペーンにまたがって構成されているかに応じて、複数のオファーが同じスマート・セグメントに割り当てられるようにすることができます。Interact は、1 つの要求に対して使用可能なオファーが複数ある場合には、マーケティング・スコアを参考にして、表示するオファーを決定します。例えば、オファーに対する要求でマーケティング・スコアが 30 であるオファー A とマーケティング・スコアが 80 であるオファー B のいずれかを選択しなければならない場合、Interact はオファー B を提示します。
同じ最高スコアのオファーが複数ある場合、Interact は競合するオファーの中からランダムに選択することによって決着を付けます。これにより、同じゾーンで何度も対話する 1 人の訪問者に対し、対話ごとに異なるオファーが表示される可能性を高めることができます。必要であれば、この動作は変更できます。その場合、「interact | offerServing | offerTieBreakMethod」構成プロパティーを変更します。詳しくは、「Interact 管理者ガイド」の付録『Interact ランタイム環境構成プロパティー』を参照してください。
同じオファーをスコアが異なる同じセグメントに割り当てた場合 (例えば、2 つの異なるキャンペーンで同じ対話式チャネルの処理ルールが作成されるというような場合)、Interact はスコアが高い方を使用します。
また、マーケティング・スコアは、処理ルールの拡張オプションを使用して定義することもできます。IBM® マクロ、オファー属性、セッション変数、ディメンション・テーブル、および顧客のプロファイルの任意の値を使用して式を作成し、マーケティング・スコアを定義することができます。
「スコア・オーバーライド」テーブルでデータを指定することにより、対話方法タブでマーケティング・スコアに加えられた変更をオーバーライドすることができます。「スコア・オーバーライド」テーブルを使用すれば、IBM® PredictiveInsightContact Optimization、または他の何らかのモデリング・ソフトウェアで生成されたスコアを簡単にインポートすることができます。「スコア・オーバーライド」テーブルでは、100 よりも大きいスコアを定義することができます。
組み込みの学習機能が有効になっている場合は、学習アルゴリズムでマーケティング・スコアが使用されます。
「スコア・オーバーライド」テーブルによる操作について詳しくは、「Interact 管理者ガイド」を参照してください。