イベント・パターンの操作
イベント・パターンは、訪問者のアクティビティー・パターンに基づいてオファーをパーソナライズするための柔軟な手段です。イベント・パターン (「動作トリガー」とも呼ばれる) を使用すると、対話中に 1 つのイベント、または一組のイベントが発生するかどうか、およびイベント発生の指定されたパターンにかなっているかどうかをテストし、応答として 1 つ以上のアクションをトリガーすることができます。
例えば、訪問者が特定の組み合わせのページを表示する場合、または特定のページを指定の回数表示する場合、特定のオファーが表示されるといったイベント・パターンを定義できます。 特定の資料のダウンロード、特定のメディアの表示、および幾種類かの用語の検索などのアクションが行われたかどうかをテストできます。例えば、コール・センターの場合、イベントには対話の理由、または対話中に開始されたサービス要求が含まれることがあります。
対話式チャネルに固有のイベント・パターンを定義したり、すべての対話式チャネルで使用できるようにグローバルなイベント・パターンを定義したりできます。
対話式チャネルで使用可能なイベント・パターンを定義した後 (対象の対話式チャネル内で定義する場合でも、グローバルに定義する場合でも)、対話式フローチャートでそれを使用できます。「選択」、「決定」、「セグメントへのデータ挿入」の各プロセス・ボックスを定義し、イベント・パターンが一致したら (イベント・パターンの状態が True になったら)、訪問者を事前定義されたセグメントに入れることができます。次いで、特定のオファーがこのセグメントに割り当てられます。
イベント・パターンは、以下の方法でランタイム環境の訪問者対話式セッションに影響を及ぼします。
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対話式セッションが開始されると、Interact は、現在の訪問者のオーディエンス ID と関連付けられている以前のイベント・パターン状態をロードしようとします (イベント・パターン状態が存在する場合)。
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イベントが通知されると、Interact は、そのイベントを使用しているすべてのイベント・パターンの状態およびステータスを更新します。
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この利点は、イベント・パターンの状態がユーザー・セッションと無関係なため、1 つのユーザー・セッションのイベント・アクティビティーが別のセッションに反映されることです (オーディエンス ID が一致すること、およびそれらのイベント・アクティビティーの発生時に両セッションがアクティブであることが必要)。
デフォルトで、不明なユーザーのイベント・パターン状態はセッション終了時に破棄されることにも注意してください。ただし、構成プロパティー「interact | services | eventPattern | persistUnknownUserStates」が TRUE に設定されている場合、またはセッション・パラメーター UACISavePatternStatesTRUE に設定されている場合は除きます。
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セッションの途中でオーディエンス ID が変更されると、Interact は新しいオーディエンス ID の保存済みイベント・パターン状態をロードしようとします。前のオーディエンス ID が不明で、かつ構成設定 (interact | services | eventPattern | mergeUnknowUserInSessionStates) が True に設定されている、またはセッション・パラメーター UACIMergePatternStates が True に設定されているシナリオの場合、同じセッションの前のオーディエンス ID に属するユーザー・イベント・アクティビティーは、新しいオーディエンス ID にマージされます。
イベント・パターンを追加するには