トラッキング
トラッキング・プロセスを使用して、コンタクト・ステータス、またはコンタクト履歴内の既存のレコードの追加のトラッキング・フィールドを更新します。
トラッキング・プロセスは、コンタクト履歴内の既存の行を更新することも、新しい行を作成することもできます。
例えば、「推奨」のコンタクト・ステータスを使用してレコードが最初にコンタクト履歴に書き込まれた場合、トラッキング・プロセスを使用して、コンタクトされたコンタクト履歴内のレコードを、「コンタクト済み」のコンタクト・ステータスを使用して後で更新することができます。あるいは、例えば、ダイレクト・メールが送られたすべてのコンタクトが、「コンタクト済み」のコンタクト・ステータスでコンタクト履歴に書き込まれ、ユーザーが配達不能メール配信リストを後で受け取った場合、「配達不能 (Undeliverable)」のコンタクト・ステータスを使用してそのリストにある個人を更新できます。
コンタクトのリストを生成したコンタクト・プロセスとは別に、トラッキング・プロセスを使用してコンタクト履歴テーブルにコンタクト情報を記録することができます。 例えば、最初に生成されたコンタクト・リストは、メーリング・ハウスが後処理を行って無効アドレスや重複アドレスを除去するので、コンタクト履歴に書き込まないほうがよい場合があります。 実際にオファーを送った ID の確認リストをメーリング・ハウスが送ってくるのを待てば、コンタクト履歴はより正確になります。 この場合は、メーリング・ハウスが後処理を行った後に使用した最終的なメール配信リストが、トラッキング・プロセスの入力になります。
さらに、ターゲット・リストが大きいために、その情報のすべてをコンタクト履歴にロードする必要がないときもあります。 代わりに、実際にコンタクトしたコンタクト先だけを記録すればよいのです。 多くの場合、誰にコンタクトして誰にコンタクトしなかったかを組織が知るのは、コール・センターまたはメーリング・ハウスからフィードバックを受け取ってからです。 さまざまなソースからフィードバックを受け取ったらそのフィードバックをコンタクト履歴テーブルに挿入できるようにトラッキング・プロセスを使用することができます。
コンタクト履歴へのコンタクトの記録について詳しくは、コンタクト履歴についてを参照してください。
トラッキング・プロセスを使用して、コンタクト情報をリアルタイムで記録することもできます。 例えば、トラッキング・プロセスを使用して、電話で行われたオファーを通話中に記録できます。 Campaign Interact を使用すれば、コール・センターの電話担当者が電話で顧客にオファーを提示するときに、オファーが行われたことを示すボタンをクリックすることもできます。 その情報を直ちにトラッキング・プロセスに送って、そこで記録するか、蓄積しておいて定期的にバッチ・モードで処理することができます。 Campaign Interact でのトラッキング・プロセスの使用について詳しくは、Interact の付属資料を参照してください。
別個の 2 つのフローチャートを作成することによって、コンタクト履歴へのトラッキング・プロセスの遅延書き込みを活用できます。 コンタクト・リストをフローチャート 1 で作成します。選択プロセスがデータを選択し、セグメント・プロセスに入力を提供します。セグメント・プロセスでは、データが値層別にセグメント化され、セグメント化データがメール・リスト・プロセスに出力されます。 メール・リスト・プロセスは ID のリストをファイルに出力するだけにし、コンタクト履歴を記録しないように構成します。メーリング・ハウスでコンタクト・リストを後処理してもらうからです。
メーリング・ハウスから返される最終コンタクト・リストを処理して、実際のコンタクトを最終的にコンタクト履歴に書き込むためのフローチャート 2 を作成します。 フローチャート 2 は選択プロセスとそれに接続されたトラッキング・プロセスからなります。選択プロセスの入力はメーリング・ハウスによって実際にコンタクトされた顧客のリストであり、トラッキング・プロセスでは情報がコンタクト履歴に書き込まれます。
この例のバリエーションとして、メーリング・ハウスがコンタクト済み ID のリストを返すのではなく、コンタクトできなかった ID のリストを返す場合は、フローチャート 1 での元の出力コンタクト・リストを選択し、配信不能 ID (メーリング・ハウスが提供) をマージ・プロセスを使用して抑止することにより、コンタクト済み ID のリストを得ることができます。 こうすると、マージ・プロセスからの出力はコンタクト済み ID のリストになり、それらのコンタクト済み ID をコンタクト履歴に書き込むためにトラッキング・プロセスに渡すことができます。
トラッキング・プロセスを構成するには