スケジュール
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IBM® EMM 8.0 リリースから、 IBM ® スケジューラーは、フローチャート全体の実行をスケジュールするための Campaign スケジュール・プロセスに代わるものとして用意されています。 スケジューラーは、それが実行されていない場合でもフローチャートを開始しますが、フローチャート内のスケジュール・プロセスは、フローチャートが実行されている場合のみ動作します。スケジューラーを使用して、フローチャート実行を開始する最上位プロセスとしてスケジュール・プロセスを使用するフローチャートをスケジュールすることはしないでください。 一般に、どちらか一方があれば十分です。
スケジュール・プロセスを使用して、プロセス、一連のプロセス、またはフローチャート全体を開始します。 スケジュール・プロセスは、定義された期間中にアクティブです。この期間中、指定されたイベントが発生し、それらのイベントにより、接続されている後続のプロセスの実行が開始する場合があります。 スケジュール・プロセスの最も一般的な使用法は、フローチャート全体のタイミングを制御することです。
プロセスが実行を開始してからの期間を日、時間、および分単位で設定することにより、スケジュール期間全体を定義するようにスケジュール・プロセスを構成できます。
スケジュール・オプションは、以下のとおり、きめ細かくかつフレキシブルです。
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フローチャートのスケジューリングで同時に使用できるオプションの数について既定の制限はありません。ただし、選択したオプションが矛盾しない場合に限ります。 (例えば、「1 回のみ」と「毎週月曜日」の両方を実行するようにフローチャートをスケジュールすることはできません。)
一般的に、プロセスのすべての入力が正常に実行された場合のみ (すなわち、現在のプロセスに接続されているプロセスがすべて実行された場合。依存関係が一時的でしかない場合も含みます。)、プロセスは実行されます。ただし、複数のスケジュール入力が 1 つのブランチ内に存在している場合は、その入力のいずれか 1 つが完了したときに (その入力の「AND」ではなく「OR」) 必ずプロセスが実行されます。
トラッキングが使用可能になっているコンタクト・プロセスには、固有のスケジュールが含まれています。 フローチャートの真ん中でのスケジュール・プロセスの使用は高度な手法です。必要な動作および正しい結果が得られることを確認してください。
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フローチャート内のスケジュール・プロセスによって、直前の実行が完了する前にフローチャートを実行するよう指示される場合、Campaign は、直前の実行が終了するまでその要求を保留します。このような方法で、1 つの実行のみ保持されるようにすることができます。このことは、フローチャートの実行回数が、ユーザーが予期する回数より少なくなる場合があることを意味しています。
例えば、フローチャートが実行に 2 時間を要する場合に、10 分間隔で 3 つの実行のトリガーを試みるスケジュール・プロセスを使用すると、Campaign は最初の実行を開始します。 スケジュール・プロセスが 2 番目の実行を開始しようとすると、Campaign はそれをキューに入れます。スケジュール・プロセスが 3 番目の実行を開始しようとすると、Campaign はそれを無視します。最初の実行が完了すると、Campaign は 2 番目の実行を開始します。3 番目の実行が開始されることはありません。
Campaign スケジュール・プロセスと IBM スケジューラーとの間の相違
スケジュール・プロセスを構成するには
トリガーに基づいたスケジューリング