定数の使用
マクロ関数のパラメーターのほとんどは数値定数、または数値定数に評価される式をとることができます (ストリングを処理するマクロ関数はストリング定数をとることができる)。レコードごとに操作を実行するマクロ関数の場合、定数を使用するということは、各行にその定数値を含む列を指定することと同じです。基本的に、入力パラメーターとして定数、およびセルまたは列範囲が指定されると、その定数はセルまたは列範囲と同じディメンションまで拡張されます。マクロ関数の入力として使用される単一セルを含む列はすべて、定数と見なされます。
一部のマクロ関数は、数値定数の他に ASCII テキスト・ストリングもとることができます。数値定数と ASCII テキスト・ストリングの両方をとることができるパラメーターは、各マクロ関数の「パラメーター」セクションでそのように記載されています。
以下の表に例を示します。
定数 2 は、V1 列と同数の行を含み、各行に定数 2 を含む列として解釈されます。V2 列には、V1 列の各値を 2 で乗算した値が含まれます。
定数 "ing" は、V1 列と同数の行を含み、各行に定数 "ing" を含む列として解釈されます。V2 列には、V1 の各テキスト・ストリングに "ing" を連結した値が含まれます。
AVG(V1:V3)x などの定数値に評価されます。定数 x は、V1V2V3 の各列の中で最も短い列と同数の行を含む 3 つの列として解釈されます。各セルには定数 x が含まれます。出力列 V4-V6 には、V1-V3 列の値を x で除算した値が含まれます。
定数 2 は、それぞれ値 2 を含む 11 行のセル範囲として解釈されます。