STAT
PredictiveInsight のみに適用されます。
構文
STAT(data [, keyword])
パラメーター
data
モーメントを計算する対象の数値 (すなわち、平均、標準偏差、スキュー、および尖度)。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。data には少なくとも 3 つの値が必要です。
keyword
このオプションのキーワードは、入力データ範囲に対して行われる計算方法を指定します。次のいずれかを選択します。
ALL - data のすべてのセルに計算を行います。(デフォルト)
COL - data の各列に別々に計算を行います。
ROW - data の各行に別々に計算を行います。
IBM ® Campaign のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
IBM ® PredictiveInsight のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
説明
STAT は指定されたデータ範囲の値の最初の 4 つのモーメントを計算します。1 番目のモーメントは平均です。2 番目のモーメントは標準偏差です。3 番目のモーメントはスキューで、4 番目のモーメントは尖度です。
STAT マクロ関数が戻す列の数は、keyword、および data の列数によって異なります。
*
キーワード ALL を使用すると (デフォルト)、data のすべての値についてモーメントが計算されます。4 つの値を含む列 1 つが戻されます。
*
キーワード COL を使用すると、入力列ごとにモーメントが計算されます。各入力列に対して、それぞれ 4 つの値を含む列 1 つが戻されます。
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キーワード ROW を使用すると、data の各行にまたがってモーメントが計算されます。STAT は 4 つの列を戻します。入力データ範囲の各行にわたって、モーメントがリストされます。
TEMP = STAT(MERGE(1, 2, 3, 4, 5)) または TEMP = STAT(MERGE(1, 2, 3, 4, 5), ALL)
TEMP という名前で値 31.580、および -1.2 を含む新しい列を作成します。
TEMP という名前で V1 列の最初の 4 つのモーメント含む新しい列を作成します。
TEMP という名前で、V1V2、および V3 列の最初の 4 つのモーメントを含む新しい列を作成します。
TEMP という名前で V1 列の 10 から 20 行のセルの最初の 4 つのモーメントを含む新しい列を作成します。
TEMP という名前で V1 から V4 列の 1 から 5 行のセルの最初の 4 つのモーメントを含む新しい列を作成します。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の 4 つの値は V1 列のモーメントで、VX 列の 4 つの値は V2 列のモーメントで、VY 列の 4 つの値は V3 列のモーメントです。
TEMP = STAT(V1[1:5]:V3, COL) または TEMP = STAT(V1[1:5]:V3[1:5], COL)
TEMPVX、および VY という名前で、それぞれ 4 つの値を含んだ新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の 1 から 5 行のセルのモーメントであり、VX 列の値は V2 列の 1 から 5 行のセルのモーメントであり、VY 列の値は V3 列の 1 から 5 行のセルのモーメントです。
TEMPVXVY、および VZ という名前の新しい列 4 つを作成します。TEMP には V1V2、および V3 列の各行の平均が含まれ、VX には標準偏差が含まれ、VY にはスキューが含まれ、VZ には尖度が含まれます。
TEMP = STAT(V1[50:100]:V3],ROW) または TEMP = STAT(V1[50:100]:V3[50:100], ROW)
TEMPVXVY、および VZ という名前で、それぞれ 51 行を含む新しい列 4 つを作成します。TEMP には平均が含まれ、VX には標準偏差が含まれ、VY にはスキューが含まれ、VZ には尖度が含まれます。 第 1 行は V1V2、および V3 列にまたがる第 50 行に対応します。第 2 行は第 51 行に対応します。以下同様に続きます。
関連関数
AVG または MEAN
STDV または STDEV