SLIDE_WINDOW
PredictiveInsight のみに適用されます。
構文
SLIDE_WINDOW(width, data [, increment])
パラメーター
width
スライディング・ウィンドウのサイズ (垂直方向の行数)。
data
データを生成するためにウィンドウをスライドさせるときに使用するセル範囲。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
increment
一度に増分する行の数。デフォルトは 1。これはゼロより大きく、data の長さより小さい整数でなければなりません。
説明
SLIDE_WINDOW は、指定されたウィンドウ・サイズを使用して、それを指定されたデータ範囲にスライドさせ、ウィンドウ・データ値からパターンを作成します。入力列の数 x width の列を戻します。スライディング・ウィンドウは、data の先頭から開始し、width 行をカバーします。このウィンドウ内のデータ値は (左から右、上から下に向かって読み取られて) まとめて連結され、出力データ範囲内に単一行を形成します。スライディング・ウィンドウは、一度に increment 行ずつ下に移動します。
例えば、V1 列と V2 列に次のデータが含まれているとします。
10 2 20 3 30 4 40 5 50 ...
そうすると、式 V3=SLIDE_WINDOW(2, V1:V2) は、次の出力を V3:V6 列内に作成します。
10 2 20 2 20 3 30 3 30 4 40 ...
最初の 2 つの行で最初の出力行が作成されます。次に、ウィンドウが下に 1 行スライドして次のパターンを作成し、これが繰り返されます。
*
TEMP という名前で V1 列の値のコピーを含む新しい列を作成します。
各行に V1:V3 列からの 3x3 のデータ・ウィンドウを含む新しい列 9 つを作成します。 入力の 1 から 3 行が出力の第 1 行を形成し、2 から 4 行が第 2 行を形成し、というようになります。
各行に V1:V3 列の 10 から 20 行からの 3x2 のデータ・ウィンドウを含む新しい列 6 つを作成します。 入力の 10 から 11 行が出力の第 1 行を形成し、11 から 12 行が第 2 行を形成し、というようになります。
各行に V1V3、および V5 列からの 3x2 のデータ・ウィンドウを含む新しい列 6 つを作成します。 入力の 1 から 2 行が出力の第 1 行を形成し、2 から 3 行が第 2 行を形成し、というようになります。
第 1 行に V1[1]:V3 からのデータが含まれ、第 2 行に V1[3]:V3 からのデータが含まれ、第 3 行に V1[5]:V3 からのデータが含まれ、というような (1 行おきにスキップされる) 新しい列 3 つを作成します。
第 1 行に V1[1:10] からのデータが含まれ、第 2 行に V1[11:20] からのデータが含まれ、第 3 行に V1[21:30] からのデータが含まれ、というような新しい列 10 個を作成します。
各行に V1:V2 列からの 2x3 のデータ・ウィンドウを含む新しい列 6 つを作成します。 第 1 行には V1[1:3]:V2 からのデータが含まれ、第 2 行には V1[6:8]:V2 からのデータが含まれ、第 3 行には V1[11:13]:V2 からのデータが含まれ、というようになります。
関連関数