SELECT

SELECT(col_nums, data) SELECT(from_col, data) SELECT(from_col, to_col, data)

指定されたデータ範囲から抽出する列番号を含む列の名前 (例えば、数値 1、3、4、および 7 を含む列は、指定されたデータ範囲から 1 番目、3 番目、4 番目、および 7 番目の列を抽出する)。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。col_nums のフォーマット定義 (data と同じ) については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

from_col

指定されたデータ範囲から抽出する列の数値的位置。値 1 は、指定されたデータ範囲の 1 番目の列を抽出します。

to_col

このパラメーターを指定する場合、開始点として from_col を使用して、列範囲またはセル範囲とする必要があります。終了点は to_col で指定します。この値は from_col より大きくなければなりません。

data

抽出する列を含むセル範囲。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

説明

SELECT は、指定された列をデータ範囲から戻します。選択する列は、さまざまな方法で指定できます。col_nums パラメーターには、指定されたデータ範囲から抽出する列番号が含まれます。単一列を抽出するには from_col を使用します。連続する列の範囲を抽出するには、開始点として from_col を指定し (列範囲またはセル範囲でなければならない)、終了列として to_col を指定します。

data がスカラー (すなわち、単一値を含む定数または変数) の場合、第 1 列を選択すると、その定数を含む新しい列が戻されます。定数でその他の列を選択すると、??? を含む列が戻されます。

このマクロは多くの場合、より複雑な関数に組み込まれます。

隣接していない複数の列を抽出する場合、COLUMN マクロ関数を使用して、選択する列番号を含む列を作成します。以下に例を示します。

例

TEMP = SELECT(1, 3)

TEMP という名前で数値 3 を含む新しい列を作成します。

TEMP = SELECT(1, V1) または TEMP = SELECT(1, V1:V3)

TEMP という名前で V1 列のコピーである新しい列を作成します。

TEMP = SELECT(2, 4, V1:V5)

TEMP、VX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP は V2 列のコピー、VX は V3 列のコピー、VY は V4 列のコピーです。

TEMP = SELECT(COLUMN(1,4), V6:V10)

TEMP および VX という名前の新しい列 2 つを作成します。 TEMP は V6 列のコピー、VX は V9 列のコピーです。

TEMP = SELECT(COLUMN(1,4), V6[25:74]:V10)

TEMP および VX という名前で、それぞれ 50 個の値を含む新しい列 2 つを作成します。 TEMP は V6 列のセル 25 から 74 のコピー、VX は V9 列のセル 25 から 74 のコピーです。TEMP の他のセルは空です。

関数	説明
EXTRACT	述部列の値を与えられた行を抽出します
MERGE	入力値を水平方向に連結してデータ・グループを作成します