NORM_ZSCORE
PredictiveInsight のみに適用されます。
構文
NORM_ZSCORE(data [, keyword]) NORM_ZSCORE(data, mean, std [, keyword]) NORM_ZSCORE(data, base_data [, keyword])
パラメーター
data
正規化する数値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
mean, std
これら 2 つのパラメーターは、正規化に使用する平均と標準偏差を指定します。これらは定数でなければなりません (ただし、ROW キーワードを使用する場合は、定数または列になる)。
base_data
このパラメーターは、data の正規化に使用する平均および標準偏差を計算するために使用するデータ範囲を指定します。
keyword
このオプションのキーワードは、入力データ範囲に対して行われる計算方法を指定します。次のいずれかを選択します。
ALL - data のすべてのセルに計算を行います。(デフォルト)
COL - data の各列に別々に計算を行います。
ROW - data の各行に別々に計算を行います。
IBM ® Campaign のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
IBM ® PredictiveInsight のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
説明
NORM_ZSCORE は、指定されたデータ範囲の正規化値を計算します。z スコア正規化は以下のように実行されます。
ここで mean および std は次のように決定されます。
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mean および std が指定されている場合、それらの値がそれぞれ平均および標準偏差として使用されます。 それらのパラメーターが ROW キーワードと共に指定される場合、mean および std は、data の各行の平均および標準偏差を指定する列になることがあります。min および max が列の場合、それらの列は data と同じ長さであるか、スカラー (すなわち、data の対応する列のすべての値に適用される定数として使用する単一値を含む) である必要があります。
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base_data を指定する場合、このデータ範囲の平均と標準偏差が計算され、data の正規化に使用されます。 base_data の列には 2 つ以上のセル値が含まれている必要があります。
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以上の相互排他的オプションがいずれも指定されない場合、data から自動的に平均と標準偏差が計算されます。
NORM_ZSCORE は常に入力データ範囲と同じディメンションのデータ範囲を戻します。これは、各入力列の平均および標準偏差を計算し、それらの値を使用してその列を正規化することを指定します。
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TEMP という名前で値 -1.220、および 1.22 を含む新しい列を作成します。(平均と標準偏差 [4 と 0.816 はデータ範囲から自動的に計算されます。)
TEMP という名前で値 -0.420.42、および 1.25 を含む新しい列を作成します。(この場合、平均と標準偏差 [3.5 と 1.2 は引数として指定されます。)
TEMP という名前で V1 列の内容の正規化値を含む新しい列を作成します。正規化に使用する平均と標準偏差は V1 列から計算されます。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。それぞれに列 V1V2、 および V3 の内容の正規化値が含まれます。正規化に使用する平均と標準偏差は、列ごとに個別に計算されます (すなわち、V1 列の平均と標準偏差が計算され、V2 列の平均と標準偏差が別に計算され、というようになる)。
TEMPVX、および VY という名前で、それぞれ 1 から 41 行に値が入った新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の内容は V1 列の 10 から 50 行の正規化値であり、VX 列の内容は V2 列の 10 から 50 行の正規化値であり、VY 列の内容は V3 列の 10 から 50 行の正規化値です。 V1-V3 列の 10 から 50 行について、正規化のための平均および標準偏差が計算されます。正規化のための平均および標準偏差は、各列について個別に計算されます。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。それぞれに列 V1V2、 および V3 の内容の正規化値が含まれます。正規化に使用する平均と標準偏差は、V4-V6 列を使用して列ごとに個別に計算されます (すなわち、V1 列を正規化するための平均と標準偏差は V4 列から計算され、V2 列を正規化するための平均と標準偏差は V5 列から別に計算される、というようになる)。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。それぞれに列 V1V2、 および V3 の内容の正規化値が含まれます。正規化に使用する平均と標準偏差は、列ごとに個別に計算されます (すなわち、V1 列の平均と標準偏差が計算され、V2 列の平均と標準偏差が別に計算され、というようになる)。
TEMPVX、および VY という名前で、それぞれ 1 から 41 行に値が入った新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の内容は V1 列の 10 から 50 行の正規化値であり、VX 列の内容は V2 列の 10 から 50 行の正規化値であり、VY 列の内容は V3 列の 10 から 50 行の正規化値です。 V1-V3 列の 10 から 50 行について、正規化のための平均および標準偏差が計算されます。正規化のための平均および標準偏差は、各列について個別に計算されます。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。それぞれに列 V1V2、 および V3 の内容の正規化値が含まれます。正規化に使用する平均と標準偏差は、V4-V6 列を使用して列ごとに個別に計算されます (すなわち、V1 列を正規化するための平均と標準偏差は V4 列から計算され、V2 列を正規化するための平均と標準偏差は V5 列から別に計算される、というようになる)。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。それぞれに列 V1V2、 および V3 の内容の正規化値が含まれます。正規化に使用する平均と標準偏差は V1V2、および V3 列の各行から個別に計算されます。
TEMPVX、および VY という名前で、それぞれ 1 から 41 行に値が入った新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の内容は V1 列の 10 から 50 行の正規化値であり、VX 列の内容は V2 列の 10 から 50 行の正規化値であり、VY 列の内容は V3 列の 10 から 50 行の正規化値です。 V1-V3 列の 10 から 50 行について、正規化のための平均および標準偏差が計算されます。V1-V3 列の各行から、正規化のための平均および標準偏差が計算されます。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。それぞれに列 V1V2、 および V3 の内容の正規化値が含まれます。正規化に使用する平均と標準偏差は V4-V10 列の各行について個別に計算されます。
関連関数