ISMEMBER

表のメンバーであるかどうかテストする値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data に複数の列が含まれている場合、すべての列が同じデータ型 (数値またはテキスト・ストリングのいずれか) でなければなりません。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

table

比較対象となる表の値。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。table に複数の列が含まれている場合、すべての列が data と同じデータ型 (数値またはテキスト・ストリングのいずれか) でなければなりません。table に含まれるデータ値の数は、1600 万を越えてはなりません。 data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。

ISMEMBER は IN とは異なります。ISMEMBER がサーバー上で計算されるのに対し、IN は (可能な場合) データベース上で実行されます。

説明

ISMEMBER は、指定されたデータ範囲のデータ値と、データ値の表とを比較します。data の各入力列に対して新しい列 1 つを戻します。新しい列には、対応する入力値が table のメンバーである場合は 1 が含まれ、そうでない場合は 0 が含まれます。

例

TEMP = ISMEMBER(25, COLUMN(1...10))

TEMP という名前で値 0 を含む新しい列を作成します。

TEMP = ISMEMBER("cat", COLUMN("cat", "dog", "bird"))

TEMP という名前で値 1 を含む新しい列を作成します。

TEMP = ISMEMBER(V1, V1)

TEMP という名前で、すべて 1 を含む新しい列を作成します。

TEMP = ISMEMBER(V1, V2)

TEMP という名前で、対応する V1 列の行に V2 列の値が含まれている場合は各値が 1、そうでない場合は 0 である新しい列を作成します。

TEMP = ISMEMBER(V1:V2, V5:V10)

TEMP および VX という名前の新しい列 2 つを作成します。 TEMP 列には、V1 列の対応する行が V5 列から V10 列までのメンバーである場合は 1 が含まれ、そうでない場合は 0 が含まれます。VX 列には、V2 列の対応する行が V5 列から V10 列までのメンバーである場合は 1 が含まれ、そうでない場合は 0 が含まれます。

TEMP = ISMEMBER(V1[10:15]:V2, V3[1:100]:V6)

TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 6 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の 10 から 15 行の内容が V3 列から V6 列の 1 から 100 行のメンバーである場合 1 です。 VX 列の値は、V2 列の 10 から 15 行の内容が V3 列から V6 列の 1 から 100 行のメンバーである場合 1 です。

関数	説明
ISEVEN	入力値が偶数 (すなわち、2 で割り切れる) かどうかテストします
ISODD	入力値が奇数 (すなわち、2 で割り切れない) かどうかテストします