CONSTANT
PredictiveInsight のみに適用されます。
構文
CONSTANT(data)
パラメーター
data
定数としてコピーする値です。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
説明
CONSTANT は、指定されたデータ範囲の値の静的コピーを作成します。コピーされたこれらの値は、入力列内の対応する値が変わっても変更されません。データ値は、マクロ関数の適用時に 1 回コピーされます。CONSTANT は、入力列ごとに新しい列 1 つを戻します。新しい各列には、対応する入力列に含まれる値の静的コピーが入ります。
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CONSTANT マクロ関数を適用すると、実験的に実行する時のパフォーマンスが著しく向上します。試験用の入力列または出力列がスプレッドシート内の複雑な (遅い) 計算に基づいている場合、CONSTANT マクロ関数を各列に追加します。これを行うことにより、値が 1 回計算されて、計算値が格納されます。これを行わない場合、試験でパターン・データのスプレッドシートにアクセスする際は必ず、値の再計算が必要になります。
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データ値が変更される可能性がある場合は、代わりに BUFFER マクロ関数を使用してください。これにより、データ範囲の動的コピーが作成されます。コピーされた値は、対応する入力値が変わると変更されます。
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CONSTANT マクロ関数を使用して関数定義からユーザー関数を作成する場合、CONSTANT マクロ関数内に囲われた関数定義の部分は定数と見なされます。このユーザー関数を適用するのに入力変数は必要ありません。
4.3 を含む、TEMP という名前の新しい列を作成します。
V1 列の内容の静的コピーを各値とする、TEMP という名前の新しい列を作成します。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は V1 列の内容のコピーであり、VX 列の値は V2 列の内容のコピーであり、VY 列の値は V3 列の内容のコピーです。
V1 列の 10 行目から 20 行目にある値のコピーが最初の 11 のセルに含まれる、TEMP という名前の新しい列を作成します。TEMP の他のセルは空です。
TEMP および VX という名前で、それぞれ 1 から 50 行に値が入った (他のセルは空の) 新しい列 2 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の各行のコピーです。VX 列の値は、V2 列の各値のコピーです。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。これら 3 つの列には、V1 列から V3 列の有効な行 (すなわち、??? セルが含まれない行) が入ります。EXTRACT マクロ関数を CONSTANT 内にラップすると、V1 列から V3 列が変更された場合に TEMP 列、VX 列、および VY 列が再計算されなくなります。結果として、EXTRACT マクロ関数の過剰な計算を回避できます。
関連関数