AVG_DEV
PredictiveInsight のみに適用されます。
構文
AVG_DEV(data [, keyword])
パラメーター
data
平均偏差を計算する対象の値です。これは定数値、列、セル範囲、またはこれらのいずれかに評価される式になります。data のフォーマット定義については、このガイドの IBM ® 製品の章にある「マクロ関数パラメーター」セクションを参照してください。
keyword
このオプションのキーワードは、入力データ範囲に対して行われる計算方法を指定します。次のいずれかを選択します。
ALL - data のすべてのセルに計算を行います。(デフォルト)
COL - data の各列に別々に計算を行います。
ROW - data の各行に別々に計算を行います。
IBM ® Campaign のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
IBM ® PredictiveInsight のキーワードの使用について詳しくは、 フォーマットの仕様 を参照してください。
説明
AVG_DEV は、指定されたデータ範囲の値の、平均との偏差を計算します。算術平均は、すべてのセルの内容の合計をセルの数で除算して計算されます。AVG_DEV の計算式全体は次のとおりです。
AVG で戻される列の数は、keyword によって異なります。
*
keywordALL の場合、AVG は、単一値 (data 内の全セルの平均偏差) が含まれる 1 つの新しい列を戻します。
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keywordCOL の場合、AVG は入力列ごとに 1 つの新しい列を戻します。新しい各列には 1 つの値 (対応する入力列内の全セルの平均偏差) が入ります。
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keywordROW の場合、AVG は、data の各行の平均偏差が含まれる 1 つの新しい列を戻します。
*
TEMP = AVG_DEV(MERGE(3, 4, 5)) または TEMP = AVG_DEV(MERGE(3, 4, 5), ALL)
0.67 が含まれる、TEMP という名前の新しい列を作成します。
2 が含まれる、TEMP という名前の新しい列を作成します。
V1 列の内容の平均偏差である単一値を含む、TEMP という名前の新しい列を作成します。
V1 列、V2 列、および V3 列の内容の平均偏差である単一値を含む、TEMP という名前の新しい列を作成します。
V1 列の 10 行目から 20 行目のセルの平均偏差である単一値を含む、TEMP という名前の新しい列を作成します。
V1 列から V4 列の 1 行目から 5 行目のセルの平均偏差である単一値を含む、TEMP という名前の新しい列を作成します。
TEMPVX、および VY という名前の新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の単一値は V1 列の内容の平均偏差であり、VX 列の単一値は V2 列の内容の平均偏差であり、VY 列の単一値は V3 列の内容の平均偏差です。
TEMP および VX という名前で、その両方に単一値 0 が含まれる新しい列 2 つを作成します。
TEMPVX、および VY という名前で、それぞれ単一値を含んだ新しい列 3 つを作成します。TEMP 列の値は、V1 列の 1 行目から 5 行目のセルの平均偏差です。VX 列の値は、V2 列の 1 行目から 5 行目のセルの平均偏差です。VY 列の値は、V3 列の 1 行目から 5 行目のセルの平均偏差です。
V1 列の各値に対してゼロを含む、TEMP という名前の新しい列を作成します (いずれの数値の平均偏差もゼロです)。
TEMP という名前の新しい列を作成し、その各セル項目を、V1 列、V2 列、および V3 列にまたがる対応する行の平均偏差とします。
TEMP という名前の新しい列を作成し、その 1 行目から 5 行目のセルに、V1 列から V3 列にまたがる対応する行の平均偏差を入れます。TEMP の他のセルは空です。
関連関数
AVG または MEAN
SUM または TOTAL